昨日のJRの運休の英断には、ネット上でも好意的な意見が並んでいましたね。
JRが昨夜20時以降の運行取りやめを発表したのは、昨日の正午過ぎのことでした。
にもかかわらず、ネット上のTwitterを20時以降にくまなく眺めていると…
「JRの英断good job。こういう決断はさすがすぎる。」
こんなコメントが大勢(たいせい)を占めていました。
ただ…
「JRの20時の終電で困っている女の子二人発見。なんでだよーって言ってたけど、この台風で運行取りやめのニュース知らないのかな?」
情報過多のこの現代IT社会。
恐らくスマホは持っていたであろうその若い女の子たち。
お手元のスマホできちんと確認しましょうよ(;´∀`)
8時間も前に発表してたんだからさ。
よくネット上、Twitterで見られるのがこんなTweetなんですよ。
台風接近で交通機関が運行見合わせになっていて困っているというニュースを受けて…
「ニュースで朝から台風接近で運行見合わせって言ってたじゃん。なに今さら困ってんの?」
というものなんですよね。
と、ここでふと、現代社会の若者心理を探ってみました。
JRの運行取りやめで賛同する人が多かったように、現代では、「無理してでも何かをする」というより、「危ないならやめておこう」ということに広く賛同されるのかなとも思いましたね。
2014年。ピザーラのCMで実際にあったこと。
アンタッチャブルザキヤマさんのセリフで「お正月3が日も休まず営業中(^O^)v」。
一方の、遠藤憲一さん演じる「ピザブラック」の社長のセリフで「正月3が日なんて休みに決まってるだろ」といったもの。
会社の戦略は、「お正月3が日も休まずやっています(休むわけないじゃん)(*^_^*)」というCM戦略だったつもりが…ネット上では…
「お正月3が日くらいは休みたいよね。営業しなくたっていいじゃん。ザキヤマCMの方がブラックじゃね?」という声が大勢(たいせい)を占めてしまったんです。
このくらいの頃からですかね。世の中の風潮がそういう方向に向かっていったのは…
コンビニが新しいサービスを始める。
ファミレスが営業時間延長を決める。
上層部は、様々な営業戦略を考えて始めるものなのでしょうが、こういった新しい「サービス」というものには今は必ず批判の声が上がるようになりました。
「また仕事増やすんだ。やっぱブラックすぎるよね。」
「営業時間増やしたってどうせサビ残(サービス残業)増やすだけでしょ?」
こんな感じですね。
これは、大手店舗の新設も同様なんです。
「イオンの新規店舗が進出」
「ファミマ新規店舗がオープン」
こんなニュースでさえ、今や好意的なコメントが並ぶことはなくなってしまいました。
つまり、今や、大手ショッピングモールの新規進出だったり、既存コンビニが大手コンビニに吸収されるといったものには賛同する人がほとんどいなくなったということなのでしょうね。
一方で、好意的なコメントが並ぶのはこんなケースなんです。
「〇〇デパートが正月3が日の休業を決定」といったもの。
「お正月3が日なんて休んで当たり前でしょ?」
「ようやく日本企業もまともになってきたということかな。」
こんな感じのコメントが一様に並ぶわけなんです。
お分かりいただけますかね。
とかくブラックブラックと過剰に叫ばれるようになったこの現代IT社会。
極論を言うなら、60年台の高度経済成長の真逆なんだと思います。今は。
体罰や過度なしつけは完全NG。
子どもたち、部下への厳しい言い方、教え方でさえも「パワハラ」となってしまう超過敏な世の中ですからね。
これから先の世の中は、人にやさしく…やさしく…という時代になっていくんでしょう。
思うことはたくさんありますが、まぁその点はお汲み取りいただければ幸いです(^o^;)
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