mixiユーザー(id:196524)

2018年09月16日22:10

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ぺんぺん

ペンギン・ハイウェイ(映画)
(石田祐康監督)

なかなか行けなかったですがようやく観れました。

予告を見ていた時点では気付いていなかったけど、森見登美彦作品だったんですね。
「有頂天家族」や「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」はアニメや小説や漫画で見たり読んだりしましたが、本作は未読でした。
小学生の少年が主人公と言うことで有頂天等の作品とはまた少し違った雰囲気でしたが、少年と憧れのお姉さんのひと夏の冒険を爽やかにちょっと切なく描いた“少し不思議”なジュブナイルという感じで、心地よく面白かったです。

違った雰囲気と言いつつ、理屈っぽい主人公の独白で語られたりとか、不思議現象がさらりと描かれたりとか、森見作品らしさと感じるところも多かったかと。
海やペンギンやお姉さんの正体は結局何なのかとかどこから来たのかとか謎なところも多いけど、その辺はおおらかに「謎のまま」で特に問題無いかなと。謎は今後のアオヤマ君に解き明かしてもらいましょう。

ネットの評判では、やたらとおっぱいおっぱいと言われてたようですが、子供らしいおっぱい感であまりいやらしさは感じなかったかと。実際おっぱい発言は多いですけど(笑)
少年がおっぱいにこだわるのは分かるけど、でも30分は考え過ぎだとは思いましたよアオヤマ君(笑)
しかし、思い返してみると、自分は子供時代それほど胸に関心は無かったかなあ。今でも絵を描く時にあまり胸に注力していないのはいいのやら悪いのやら。

ペンギンが可愛い映画かと見る前は思っていましたが、可愛いと言うか、なんとも言い難い不思議生物で、見ていて面白かったです。
可愛いと言うよりも…「駅」の辺りとかむしろホラーですね。ジャバウォックに食われたりもしてるし、なかなかエグいですよ。

ペンギンよりもアオヤマ君とかお姉さんとかハマモトさんとか、人間側の印象が強い作品でしたけど、
お姉さんに関してはやっぱり謎ですね。考えても仕方ないけど、これまでどういう人生を送ってきたのやら。

ハマモトさんがいじらしくて強気ながらも良い子で可愛かったですけど、結婚相手を決めちゃってると言うアオヤマ君にはこの先も振り向いてもらえないんだろうなあと思えて切ないですよ。
あと、ウチダくんのドジっ子ぷりが凄かったです。

アオヤマ君は利発でとても印象的な主人公でした。にぶいけど。理屈っぽさやかしこさと、子供らしい意地っ張りなところとかが微笑ましかったかと。あと、お父さんとの関係性が良好そうでいい感じでした。
アオヤマ君は将来どういう大人になるのだろうとか、「あの後」がとても気になる作品でした。続きとかは無いんでしょうけど。
再会が出来るかどうかは謎ですが、ペンギン号が帰ってきたりとか希望はある…んですかねえ。
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