三重県四日市の焼肉屋へ行ってきた。
四日市といっても郊外の方で、四日市インターの裏あたり。
田園と昔ながらの住宅が並ぶ田舎風景の中にある。
お店の名前は「焼肉 幸」だ。
精肉店が営業していて、棟続きで肉の小売販売もしている。
平日のランチ営業がお得だそうだ。
正午ごろ、広い駐車場に車を停めて店内に入る。
カウンターとテーブルが三つ、あとは堀椅子の小部屋が二つ。
典型的な焼肉屋の店内だ。
常連客らしい人たちが何人かいた。
ランチメニューを渡される。
いろいろあるけど、もちろん注文したのは1000円の焼肉定食。
出てきたのは豪華なお肉だった。
カルビとロースで150グラムぐらいだろうか。
それにご飯、キャベツの千切り、赤だし味噌汁が付いてくる。
お漬物の小皿にはさいぼしが三切れある。
さいぼしというのは肉の燻製だ。
しかも今日はドリンク無料サービスだという。
なんといっても肉が柔らかくて美味しい。
それが150グラムもある。
ていねいに焼いてゆっくり味わった。
1000円でこれだけのものが食べられるなら名古屋から行く価値があるなあ。
満足して店を出る。
せっかくだから近所を散歩する。
一筋先に「人権プラザ神前」と書かれた建物がある。
看板などを撮影していたら、中から人が飛び出してきた。
「どうして写真なんか撮るのか」
じつはこのあたりは被差別部落だ。
焼肉屋も部落解放同盟の幹部が経営しているそうだ。
人権プラザという建物も、昔は隣保館だったのだろう。
隣保館というのは市町村が被差別部落に建てた公民館のようなもの。
同和政策の一環だった。
その証拠に、ここの掲示板には部落差別解消推進法のチラシが張ってあったりする。
だから職員の人も神経質になっていて、ちょっとカメラを向けただけで詰問してくるのだ。
わたしは面倒だから適当にごまかして、その場を立ち去った。
しかし職員の人が出てこなかったら、こうして日記に書いたりはしなかった。
ああ、隣保館があるなあ、ここはやっぱり部落なんだなあ、ということで印象に残らず忘れてしまっただろう。
まあ最近はいろんな人がいるから仕方がないのだろうけど。
焼肉屋の駐車場から見た風景はどこからどこまで被差別部落なのかわからない。
同じ家並みが四方八方続いているだけだ。
場所にもよるだろうけど、放っておいたほうが早く差別なんてなくなるんじゃないのか。
日本中のあちこちの部落には隣保館がある。
ここは被差別部落ですよー、と公共のお金を使って宣伝しているようなものだ。
取り壊して駐車場にでもするほうがよいと思う。
でも最後にもう一度書くけど「焼肉 幸」はおすすめ。
三重県に行くことがあればぜひ。
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