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2018年09月06日06:22

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私的サッカー史(41)

1994年大会の特徴はまだある。ヨーロッパにおいてそれまでは中心と見なされていな
かった国、具体的に言うと東欧・北欧の国が頑張ったということ。準決勝に残った4カ国
を見てみると、ブラジル・イタリア・スウェーデン・ブルガリアである

ルーマニアもベスト8まで勝ち上がっている。ブルガリアは準々決勝でドイツを破った。
東欧・北欧旋風が吹いた大会でもあった。特に東欧は前回大会の後に各国で共産主義政権
が倒れ、政治的な混乱を乗り越えてのものだ

この活躍の裏には2名のスーパースターがいる。ルーマニアのハジ、ブルガリアのストイ
チコフだ。ハジは「東欧のマラドーナ」の異名を取り、ゲームメーカーとして素晴らしい
技術を披露した。ストイチコフは天才的ストライカー。この大会の得点王でもある

スウェーデンも実に素晴らしいチームだった。準決勝でブラジルに惜しくも敗れたが、良
いチームだったな。前にも書いたようにヨーロッパのゴールデンタイムに合わせたために
酷暑の日中に試合が行われたが、それにも関わらず好ゲームが多かったと思う

そんな中この大会最高の試合と言って間違い無いのが、準々決勝のブラジル−オランダ戦
である。まあどんな時でもこの両者の対戦は非常に面白い。攻撃サッカーを標榜する者同
士で華々しい攻防になる。オランダ狂のオイラは正直この大会はそれほど期待してなかっ
たのだが、この試合にはとても満足した。と同時に惜しくも負けてしまって悔しかった。
もしも勝っていれば優勝していたかもしれない

そんなこんなで大会前の下馬評通りに大本命ブラジルと、2番手評価のイタリアで決勝戦
となった。W杯では極めて珍しい下馬評通りの決勝となりブラジル勝利4回目の優勝

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