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2018年09月01日00:48

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鉄道模型コンテスト2018

 8月4日と5日は、東京ビッグサイトで開催された鉄道模型コンテスト2018に行ってきました。
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何と今回のポスターには、私が昨年に作ったT-TRAKモジュールも写っているのです!(右側の、杖で指しているものがそうです)
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という訳で、今回も最大の目的は自分が参加しているT-TRAKジオラマコンテスト2018です。8月4日の11時頃に会場へ到着すると、まずは真っ先にそのT-TRAKが展示されているエリアに向かいました。
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既に作品同士は連結されており、その上を列車が走っています。
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自分の作品もきちんと繋がっていて、問題無く車両が走り抜けていました♪

 とりあえず一安心したところで、会場内のイベントステージに向かいました。本日はここで「魔法の天使クリィミーマミ」「機動警察パトレイバー」などのアニメ作品におけるキャラクターデザインをされた事でも有名な、イラストレーターの高田明美さんによるトークイベントが行われるのです!当初はこんなイベントが行われる事を知らず、初日は午後からゆっくりと訪れるつもりでした・・・が、私は昔から高田さんが関わってきたアニメ作品のファンなので、知ってしまったからには見に行くしかありません!!
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という訳で、様々なお話を聞く事ができて、とても楽しかったです♪なお「なぜ鉄道模型のイベントに高田さんが?」という辺りに関しては、「T-TRAKモジュールを作る2018 その14」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1967784719&owner_id=1113640
の記事で簡単に触れていますので・・・そしてその記事にもある通り、高田明美さんが選ぶ「パトレイバー賞」に、私の作品も選ばれたのです!これは完全に予想外の事でして、自分的には初日の午前中から早くもピークが来てしまったという感じでしたw

 トークイベント終了後は、
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その流れでKATOの「1/150パトレイバー計画」ブースに行ってみました。
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縮尺1/150で作られたイングラムやグリフォンの試作品、
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それらを使って作られたT-TRAKモジュールなども展示されています。
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1/144のガンプラなどをNゲージの情景に取り入れる人は昔から少なくありませんが、レイバーの身長は10mに満たないという事もあってか、それらの様な「巨大ロボ」よりも異物感が少ない様に思えます。そもそもパトレイバーは「巨大ロボと現実の日常との融合」を目指した作品でもあるので、鉄道模型では一般的な日常風景のジオラマとの親和性は高くて当然なのかもしれませんね。
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ブース内には他にもこんな小物や、
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こんな服を着たスタッフさんたちもいました。

 そのすぐ近くには、同時期に開催されていた「アニメと鉄道展」の出張ブースが設けられていて、
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こちらにもパトレイバー関連の作品が展示されていました。
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KATOが「1/150パトレイバー計画」の展開に、かなりの力を入れている様子が感じられます。しかし私の感覚では、正直に言って普通の模型鉄やNゲージャーにはあまり受けないと思います・・・ですが、失敗もしない気がするのです。なぜなら、鉄道模型以外の方面からの期待や需要も決して小さくないと思うのですよ!Nゲージスケールのストラクチャーや人形などの製品を流用をして、縮尺1/144のプラモデルなどと組み合わせてジオラマを作っている人は昔から大勢いますから、「1/150パトレイバー計画」の製品もその感覚で使われる事も少なくないのでは?と考えています。KATOもその辺りの需要は期待しているというか、見込んでいるのではないでしょうか?

 この後は、イベントの主役である学生さんたちの作品を見ながら、企業などのブースを巡っていきました。
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主に金属キットを製造・販売しているアルモデルのブースでは、SHIN企画が出版している「Nゲージファインマニュアル」(発売は機芸出版社)の中で作例として扱われたレイアウトやモジュール、ジオラマなどが展示されていました。シリーズは今のところ全て買っていますが、本だけでは得られない「気付き」などもあって、やはり実物を見られるのは良いですね。
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こちらの折りたたみ式レイアウトは、裏返してその機構まで見せてもらえましたよ♪

 レイルマガジンやRM MODELSを出版しているネコ・パブリッシングのブースには、
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漫画家・イラストレーター・ライター・モデラーなど、多方面で活躍されている池田邦彦さんが制作されたレイアウト「ROG片琴鉄道」が展示されていました。
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このレイアウトは中央に背景板を設ける事で両面に違った情景が作られていて、その両側で2人同時にマグネマティックカプラーを使った貨車の入換ゲームが楽しめる様になっているのです。これがお子様を中心に大人気で、常に賑わっていました。そんな様子を眺めている最中に、ブースにいらした池田さんにもお声をかけて頂き、また色々とお話を伺う事もできました♪

 そして楽しみにしていたのが、
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ジオラマ作家である瀬川たかしさんによる制作実演です。会期中の2日間でT-TRAKモジュールを1台作り上げるというもので、会場にいる間は頻繁にブースへと立ち寄って、その過程を拝見していました。
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こちらが完成した作例です。秋葉原などでジオラマの製作教室を定期的に開催されているという事もあってか説明が上手で面白くて、特に海や川などの「水」を表現する素材の使い方はとても勉強になりました!

 それでは、最後に学生さんたちの作品について、数点だけですが簡単に触れていきましょう・・・
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モジュール部門の最優秀賞に輝いた、関東学院六浦中学校・高等学校の作品です。京都・鴨川の川床を中心とした情景が作られていました。決して悪くはありませんが、昨年の様に「文句無しの最優秀賞」だと思えるほどの突出した何かは感じられなかったかな?
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その昨年の最優秀賞だった共立女子中学高等学校ですが、今回は優秀賞でした。工作自体は相変わらず丁寧でしたが、いかにも「被せた」様なトンネルや、橋を架けるために作られた様な「まるで川にしか見えない湖岸」など、ちょっと不自然さや無理が感じられる地形が目についてしまったのが残念でした。
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個人的には頭ひとつ抜きん出て今回のナンバー1だと思ったのが、開智日本橋学園中学校・高等学校のモジュールです。
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雪の表現がとにかく非常に秀逸で、このレベルの雪景色は大人のベテランモデラーでもなかなか作れないのではないでしょうか?あえて1つだけ言うと、背景板があればさらに良い作品になったのではないかと思いました。しかし「ベストムービー賞」とやらを受賞したそうですが、正直に言って評価が低すぎる気がします!暴言になってしまうかもしれませんが、「審査員は見る目が無いなあ・・・」と思ってしまったくらいでした。
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広島城北中・高等学校の作品も好みでした。山陰本線と嵯峨野観光鉄道が走る保津峡の情景を、コーナーモジュールに上手く落とし込んでいると思います。
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城西大学附属城西高等学校の作品は、工作は粗さが感じられる部分もありましたが、その地形は切り通し・斜面・崖・川と変化に富んでいながらも、ジオラマにありがちな「地形変化のために作られた地形」ではなく理にかなっていて自然に感じられました。中央本線の上野原駅付近にある桂川橋梁の周辺をモデルにしたとの事ですが、場面の切り出し方が上手かったのでしょう。

 という訳で、学生さんたちの作品に関しては「何様だよ!?」と怒られてしまうかもしれないくらいに、好き勝手で偉そうな感想を述べてしまいました・・・なお、T-TRAKジオラマコンテストに関しては、別の記事に分けたいと思います。

つづく・・・
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1968268216&owner_id=1113640
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