トランプが今度はトルコを脅し始めている

またトランプの悪い癖がでて、こんどはトルコに対して八つ当たり状態です。
2016年のクーデターに関与したとして、政府転覆とスパイ容疑でトルコ政府が拘束しているアメリカ人宣教師Andrew Brunson牧師の釈放要求をトルコ側が認めないとして、トルコからの鋼鉄とアルミに掛けられている関税を現在の二倍にするとトランプがツイッターで脅したのです。

Brunson牧師が所属する福音伝道派はトランプの重要な支持基盤の一つとされています。
トランプのこのツイートの結果、金曜日のトルコ通貨リラは一気に20％近くも下落し、エルドアン大統領は「トルコを苛めようとする試みは絶対に許さない」と激しい警告を発する事態になっているとワシントン・ポスト紙が伝えています。

トランプは今や外交を自分の都合のよい方向へ曲げる目的で経済制裁を乱発し、ひいては11月の中間選挙を有利にするという目的にも使っていると非難されています。トランプは国家の安全保障上必要な場合に発動できる大統領権限を自分の為に乱用しているという状態になっていると指摘され始めているのです。