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2018年05月13日16:57

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共和党の良心と言われるマケイン上院議員が病床から訴えるが・・

重症の脳腫瘍治療で5か月間議会を欠席しているマケイン共和党上院議員がアリゾナの自宅の病床からトランプ政権の安全保障政策に苦言を呈してきましたが、トランプ大統領がCIA長官に指名したGina Haspel女史の議会承認に異議を唱え、政界に波紋を呼んでいます。
彼は仲間の上院議員たちに行動を起こすように呼びかけています。
彼がHaspel女史に反対しているのは、9.11をきっかけに始まったテロとの戦いの中で、彼女がCIAの幹部として拷問と伝えられる訊問を監督していたと言われているからです。

水曜日の聴聞会でHaspel女史はCIAの職員による拷問を否定しています。
彼女はCIAの訊問方法は合法的なもので、非道徳的であったという非難は当たらないと主張しています。
その数時間後にマケイン議員は声明を出しています。「Gina Haspel女史はこの国を愛する愛国者で国に奉仕し、国を守るために人生を捧げてきたと信じているが、アメリカ人に拷問をさせていたことは許し難い。拷問の非道徳性を認めない彼女はそれだけで失格である。国を守るための手段は常に正当なものであり、われわれが求め、世界に推奨できるものでなければならないのだ。」
彼はまた「トランプ大統領の信念がどんなものか判らないが、われわれの価値観よりも、表面的なタフネスやそれを相手に見せつけることに重きを置いているように思える。」とも語っています。
また、今月発刊予定の自著”The Restless Wave”の中で、彼の拷問に反対する活動や、ロシアの拡張主義との戦い、戦後の世界秩序の回復への活動などについて語っています。

しかし、健康状態から推しても81歳のマケイン氏が、再び主流派として古参議員の牽引者となり、共和党の「良心」といわれた地位に戻るのは厳しい状況です。

ホワイトハウスの報道官の一人、Kelly Sadler氏が内部会合でマケイン氏のCIA長官承認反対を非難した上で「まあ、問題はないだろう。どうせもう死にかけているのだから」と発言していたことがマスコミに報じられています。
また、木曜日のFox Business Networkで元空軍将官Thomas Mclnerney氏は「マケイン氏は北ヴェトナムの捕虜になっていた時に拷問に屈したそうだ。だからみんな彼を”Songbird John”と呼んでいるのさ」と語っています。
ジョン・マケイン氏が北ヴェトナムでの捕虜期間に敵に大事な情報を渡したという事実はないと本人も語っているし、公式にも既に確認されています。

マケイン氏にたいするこの侮辱的発言は、両氏とも謝罪していません。
ホワイトハウスのサンダース報道官も「スタッフの内部の会合での話でコメントするつもりはない」とそっけない態度でした。

(今朝は入ったワシントン・ポスト紙のニュース・レターです。慌てて訳したのでクレジットを入れるのを忘れました)

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