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2018年05月09日19:31

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GWでした

人が集まる、セッションができる。
前後日が休日だと多少早く集まったりしても負担にならないしね。

先週木曜日にD&D5、駄氏GM。ああっイルメイターの信者が殉教なされたの巻。
金曜日にBoA3、悪太郎氏GM。その馬の手綱を取るべきだったのは誰かの巻。
土曜日にゴーストハンター02、悪太郎氏GM。23枚組のクソでかティラノサウルス折り紙おった結果がこれだよの巻。



D&Dキャンペーンも序盤は佳境。
PCたちも4レベルを迎えて、
ゲームのランクが上がるという5レベルまでの成長の谷に陥るところ。
最初に示された地域マップ上に存在するダンジョンは、もはやせいぜい二つ!
GWを利用して一気に食べてしまおうということで
挑んでいくのですが


まあー相変わらず立体的なダンジョンマップをふんだんに利用して
強敵よりは脅威度減の敵沢山配置されて色んな手段を取らせてくれること!



最初のダンジョンは、「一瘤村」の奥、川を隔てて人の使う広葉樹林と魔物が住まう針葉樹林が並んで広がる森林地帯。
そちらには、「数百メートル以上の高さのケヤキ」とかいうバケモノ樹木が立っており、
なんでも、魔物とともに進行してきた針葉樹のバケモノと、森の教会を挟んで睨み合うように並び立っていたそうなのだけど、針葉樹の方はついに根負けして枯れ、
ケヤキは今でも河よりこちらに針葉樹が入ってこないように立ち続けているんだそうな。
二本の巨大樹をして「二瘤」と言っていた時代は終わり、いまでは「一瘤」の地名が残るばかりだと。

現在まで生きている伝説という奴です。これはすごい。
早速行ってみたいところですが、森の中で「赤・白・黒色のまだらのオオカミがいた」という子供による目撃談なども出ており、
人の入る日の差しにくい(≒地上の植生が弱く、鳥獣も樹上に生活しがちな)森に何故そんな獣が……と不審に感じつつ、警戒しながら一瘤の木に向かいます。


その奥で出会ったのは、矢傷と泥汚れでまだらになった、いやに人に慣れた大きな狼。
「子供による目撃例があった」程度で作傷な筈はなく、治療を受け入れるようなので詳しく調べてみれば、
彼を傷つけているのはダークエルフの矢ではないですか。

針葉樹林の方から進行してきてるとすると大変だ。
狼が我々をどこかに連れ立とうとしているので、その先導に従っていくと、

岩山かと思えるような体積の「一瘤のケヤキ」、
その巨大な枝が地上まで下りてきている登り口。

このバカでかい、
網の目のように枝が張った樹を上っていこうてか……!!

提示されたダンジョンは
1〜2マス幅の「枝」が立体的に交差する、また凝ったダンジョン。
路の狭さと、ゴールまでは収束する一方の枝群、加えて茂りに茂った葉と暗闇が覆い隠す視線。

ここを通るうちに、

別の枝に陣取った、暗視もちのダークエルフが、我々を気絶毒を塗った弓矢でハチの巣にしようとしてくるのです……!


それでいて、
我々にも、完全に見えない空間への範囲攻撃、強制移動プッシュによるSUMOU、敵がいる枝に明かりになりつつ相手を燃やす(逃げ場はない)火の玉を出すなど
キャラビルドの関係以上に出来ることが多い!


狼とともにある程度のダークエルフを蹴散らし、たどり着いた幹には、
何とドアがしつらえられており、ダークエルフどもらはなんと中で生活をしている様子。
ハクメイとミコチみたいになってきた……。格好いいだろう!


とはいえ、そんなにほのぼのした状況ではない。
玄関ホールから伸びる道への扉を見るだけで、居住区画、作業場、神殿施設があることが半ば見て取れる。

つまり、「彼らの(邪悪な)信仰に基づいた行動、作業」を取っていることが分かるということ。


狼が外からの増援が来ないか、見張りを買って出るので、
我々はとにかく音のする作業場へ。
敏捷力の高いエルフがこっそりそちらへ向かおうとする

も、ファンブル。
わかる!


デカい音を立ててしまったので、
二股に分かれる樹の中のトンネルをがーっと突き進み、その先でさらにトンネルを掘り進めようとしているゴブリンたちに襲撃を仕掛けようとする

も、
別部屋から突進してきたでかい芋虫に後衛が急襲され、
こちらは麻痺毒で一発無力化。

これもえらい敵でしたが、
この辺の連中はキクイムシを中心とした建設部隊。中心メンバー、戦闘要員ではないわけで……


本命は、我々が出るのを待ち構え、神殿のほうで臨戦態勢。
攻撃対象を選びにくくなる分身の魔術を用いる神官、毒をふんだんに使った効果力の矢を何射もしてくるレンジャー、二刀流のシミターを叩きつけてくる剣士、
これらを相手に、いったい倒せば一体倒され、という展開で
敵レンジャーとこちら魔術師二人(≒打たれたら落ちる人ばかり)、という所まで状況がひっ迫しましたが、
事前に持っておいたポーションを前衛にバシャバシャかけるなどの流れを何とか作ることができ
なんとか勝利。

彼らの目的を吐かせようとしたものの、信仰上の理由で頑として口を割らず(後でGMに聞いたところ、”神官のいない所で”話をすれば、語る口のあった奴もいたそうです)、
ダークエルフの奴隷を欲しがる蛮人系PCと邪悪は殺せのタカ派系エルフPCで意見が対立しつつ、
結局殺害する方向で進んでしまいました。まあ、ここまでに何人も殺したり殺されそうになったりしているし、今更命の大切さを訴えるのも不自然な話ですが……。



大きなケヤキに始原語で話を聞き、連中が地下の勢力であること、
こないだ言った火山の奥の地下への入り口とかからやつらの勢力へ攻め入ることもできる事、
そうして根絶しない限りこの地域の人間が地下世界からの侵略におびえねばならないことに変わりはないこと、
といった警告を聞くことができ、
記憶喪失のPCの、神話時代の記憶など(!)を教えてもらって、
そのまま村へ一度帰還。


そうすると、偉く村が騒いでおり、
金の鎧に身を包んだ兵団が駐屯している様を見つけることができます。

なんでも、キャンペーン開始当初に、「ここから先は脅威度高すぎていけない」ということで、公的機関に報告するにとどめて置いた「湿地帯のオークの砦」に、攻め入る用意ができたのだとのこと。

我々も成長しています。あそこに攻め入るというのなら、十分役に立てる。
何しろ、その手の戦争ならば、過去の姫霊が見せてくれた夢の世界での経験もあります。
と部隊長の王子に言ったらびっくりされました(当たり前だ)。でも証拠もあるもんね!


それならば、と我々に任された任務は
本隊とは別に、砦の裏手から侵入して、迎撃隊を黙らせたり、本隊突入時の露払いをしておくこと(途中、人食い植物を小数で退けなければいけませんでしたが……)。
お勝手口から侵入したところで、ハーフオウガ9体とか平気でスシ詰めになってるのには驚きましたし、
こいつらが勝手口に殺到なんてことはせず、建物前面の広い出入りからワっと出ていって、建物回り込んで我々を押しつぶそうとしてきたときにはこりゃ大変だと思いましたが、
エルフさんの出す置いておける火の玉に次々飛び込んでいって(我々を倒すためにそこを通過するかどうかの判断力セーブに誰も成功しない)地獄ができていく流れなどは大変恐怖しかなった。そして、ターン数が余ったので、本隊を狙う狭いアロースリット空間に飛び込んでいく火の玉。地獄は味方が作るのか…。


本隊を迎え撃つ総玄関にたどり着いた我々を待っていたのは、オークの部隊長やその側近、そしてスイッチ一つで爆炎が横なぎに吹っ飛んでくる大がかりな罠。
しまった、こんなもん以前我々だって仕掛けたじゃないか……!

それでも主戦力となる敵を減らしていって、趨勢見えたかと思えたところに、
敵オークの、砦の総隊長がご登場。
いい……タイミングで……!!

そこまでにだいぶ傷ついていた我々、もはや残すもの無しと全力でボスと撃ち合う限りなのですが、
瀕死のクレリックPCが4D12のクリティカルを受け、残念ながらわずかに−HPを越えてしまい
抗う術もなく死亡。とうとう犠牲者が出始めたー。
耐え忍ぶイルメイターの信徒ですから、殉教をパーティの誰より早く行ったのはむしろ褒められるのかもしれませんが……

とかく、犠牲を出しながらも戦には勝利。
これで、このレベル帯で出来る、この地域の冒険、ダンジョンは一通りクリアしたことになります。

次回は、このクレリックさんを復活させる技術者に会いに行こう!というヒキでもって、今回はここまででした。

いやしかし何度でもいうけど偉い準備量だコレ。
また次の地域の準備するんだろうなあ。頭が下がる。



金曜日のBoAは
ちょっとこのところ身内の集まりが悪い関係でなかなか囲めないあたりの人に
いつもの、ではないお久しぶりのPCを任せて
騎士とお馬さんの話。おっいいぞ(ウマ娘布教勢)。


いつもの舞台・ハイデルランドの、
南に広がるエクセター王国から
強気の小競り合いがやってきており、

こちらの戦線に、化け物のような強さを誇る騎馬騎士団が攻撃を仕掛けてきていて
ひどい戦況になっているという。


しかし、この騎士は以前、「負傷によって他者に自分の愛馬を貸し」、「その戦闘で自分の愛馬を喪う」という騎士として恥るべきことを起こしてしまったということで
謹慎を命じられたという話。
エクセターに所属する前は、実はハイデルランドの騎士であり、武功を認められずに土地を奪われ、エクセターに流れ着いたもので、
彼のウマもハイデルランド産の名馬であり、騎馬の調教で高名な騎士家が育てたものだとのこと……。


そして今回の戦場。彼のものに限らない、今回のこの騎士団に属している「馬」たち、戦場にひるまないばかりか、堀があろうが槍衾があろうが閉じられた門だろうが一切意に介さないように突進と跳躍を行う異常な練度のウマたちで、
これほどのウマと調教は、
件の騎士家の高名な調教でなければあり得ない……とのこと。
エクセターに調教済みのウマを流しているとなると、
すわ、全ての貴族がどの王を支持するかが緊張しているいま、
国への裏切り行為か……


という感じで
とにかく「謎の騎馬隊」への調査を進めていくお話。



しかし調べを進めていくと、
件の調教家は当然裏切っても横流しもしていないと。
それどころか、
なんと「負傷して謹慎している、かの騎士本人」は、そのケガがもとでとうに亡くなっているとのこと。

もはや、
「死んだはずの彼のウマ」「死んだはずの彼」
「死んだはずの彼のウマにそっくりなパワーの大量のウマ」
どこからみても「存在しないはずのものが大量にある」形状。

そうこうしている間にも、
騎馬隊全体が、生き物どころか機械のように一糸乱れぬ、命を無視した突撃をくりかえし
砦を三つも落とされて、
進退の窮まるハイデルランド南端ヴィンス公国。
こうなると……機密事項ではありますが、殺戮者を大量に抱えた部隊「十三鬼衆」が前線に出て大変な惨劇に繋がりかねません。


バルヴィエステ帝国の調停役、誇りのための戦いを尊じて闇すら強敵と書かずに友と呼ぼうとする少年騎士、
ともに頭を悩ませながら半ば闇の側の情報源にまで片足突っ込んでいった結果、


件の「騎士とウマ」、
負傷した騎士が「そのせいで、愛馬に戦場を駆けさせてやれない事のないよう」、他者に愛馬を貸与したこと、
貸与された馬は、「どれほどの傷を負っても、元の主ですらないにもかかわらず、決して転ばず落とさず」、行くべきところまで送り届けたこと、しかし、その最後を主とともには尾えられなかったこと(サイレンススズカが思い出されてしんどい私)、


このあたりを「騎士の死を汚す」魔神ボリヴァドゥスに見染められ、
なんと「馬」のほうがかの魔神と契約する羽目になったそうな。

魔神との契約とは、魂を代価に行う行為。
動物に魂はありませんが(キリスト教系の価値観。目的に向かって邁進する理知的な”意志”に近い語になるので)、
それが、「魂の半身」、人とともに生涯を全うすることが宿命づけられたエルスのファミリアなら……?
という興味深い提案です。

案の定、転生済みの「騎士」の魂を放置した状態で、その魂の半身である「馬」のみと
なんというか半契約みたいな状態になっており、


この馬の背に乗っているのは、人形のような代用品。
馬からみた生前の主人を、その記憶から生み出している幻影。

そして、周りのウマたちは、「魔王の印(∵紋章∵と同効果)」によって「一糸乱れぬ調教」を施された状態になっている、というのが基本的な絡繰りのようです。



……ここで、もちろん彼をどうやって倒し、悪徳を振りまくのを辞めさせるかということですが、


そんなことより、
その生涯を共にかけながら、
その最後の最後、最も共に居たいところで共にいられなかった二人への思いが募ったPCは、
「二人一緒の最期を与え」、「それを契機に魔神との契約を切れないか」
という手立てを考え始めます。


考えた末、闇の中でも一番近しい、「完全な代用品」の得意な魔神クロックに頼み込んで(マーテルに降霊させるだけでもよかったかもしれない)、

一戦闘の間、かの馬に、魔神によって与えられたものでない「本物の主人」を呼び与え、
共に最期を迎えさせたのち、闇との契約を断ち切る(同一ターン内に騎士も馬も倒し、その後出現する”契約の歪”を壊す)、というちょっと過酷な戦闘に挑むことになります。


でも、頑張ります。頑張りました。
「死地に向かう」覚悟はあっても、
「共に死地に向かう」ものがいるという心持は、よほどの出会いがなければ得られない。
一人で死ぬことに武士道を見出しても、
二人で胸を張って死にに行くことはなかなか……。
いや、騎士道だから死にに行っちゃいけないのだけど。まあうん。

結果としては、彼らには来世が与えられました。
PCの騎士には、ああした今世や来世は得られるだろうか。



土曜日ぶんへ続く。
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