マーベル映画の10周年記念、過去の作品のスーパーヒーロー達が総出演している「お祭り」みたいな作品。
苦言を申し上げるなら、三つあります。
狸は基本的に作品について予備知識無しで見ています。
従って、映画館で上映される予告編くらいしか知りません。
まず一つ。
この作品は、過去のマーベルの全作品を見ていないと背景が全く分からないところ。
冒頭の、傷だらけになったマイティソーと最強の敵サノスが対立しているシーンは、最近公開された「マイティ・ソー バトルロイヤル」のラストシーンから続くシチュエーション。
キャプテン・アメリカが単独行動している理由は、「アベンジャーズ」を見ていないと分からない。
バッキーが何故ワカンダにいるのか?、は「シヴィル・ウォー」と「ブラックパンサー」を見ている人ならわかるでしょう?…、という作りが一見さんに不親切。
二つめ。
作品を見ていて何か出し惜しみをしている…、という感覚が否めない。
主要なキャラクターや、象徴的なアイテムがなかなか出てこない。
アイアンマンやスパイダーマンの新しいコスチュームの登場は、もちろん楽しかったのですが、特にキャプテン・アメリカが期待はずれ…。
ハルクの中の人が、アイアンマンMk44通称「ハルク・バスター」を操っていたのは面白かったのですが、クライマックスではやっぱり、あのロキを完膚無きまでに叩きのめしていた緑色の姿でなくちゃね…。
主要なキャラクターが次々と…、という展開には手に汗を握るものがありましたが、ラストシーンで唖然…。
ハニワみたいな顔をして呆然としていました。
この作品がこれで完結していたら、座席を引っこ抜いてスクリーンにブン投げてやるところ。
三つめ。
前もって調べていない狸が悪いんでしょう?…、と言われたらそれまでですが、エンドロールの後のオマケ映像を見て納得。
この作品は前後二部作で、これは前編でした。
宣伝で作品の刺激的なところばかり強調するのはわかりますが、前もって「この作品は前後編の二部作です」と予め断わってもらいたい。
例えるなら、後編へ続く2時間半の壮大な予告編…、と言えば良いかな?
面白かったw
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