仮想現実空間「オアシス」の継承権を求めて、主人公達が「3つの鍵」を探す争奪戦を繰り広げるSFアクション映画作品。
予告編で概要は知っていましたが、蓋を開けたら凄いのなんの!w
予想の遥か上を行く映像世界が、とても素晴らしい!
往年の映画やアメコミ、そして日本のアニメやマンガやゲームのキャラクターが出てくる出てくるw
’80年代が主ですが、最近のだと「スーサイド スクワット」のハーレイ・クインが目立っていました。
作品冒頭のレースシーンが、最初の見どころ。
「バック トゥ ザ フューチャー」のデロリアン、「アキラ」のカスタムバイク、昔のアメコミに出てきたバットモービル、あと見落としてしまったのですが「マッドマックス」のインターセプターも出てきたとか…。
この辺りまでで、チケット代の元は取れたw
予告編に出てきたキャラクターは、ほんの一部。
森崎ウィンがガンダムに変身するシーンがありましたが、彼が対戦する相手を見て鳥肌が立った…。
BGMはもちろん、誰でも一度は聞いたことがある、あの超有名曲…。
スピルバーグ監督の日本のサブカルチャーへの造詣の深さには、まさに脱帽です。
特記事項としては、この作品で引用される過去の映画。
ホラー映画です。あ、再現されているシーンは怖くないので大丈夫です。
引用されていた作品は、スタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」。
廊下の角を曲がると、その先に並んで立っている双子の姉妹。
ドアの隙間から洪水のように溢れ出る大量の真っ赤な血。
「シャイニング」の中で有名なシーンですが、とても見事に再現されていました。器用に並べられていた、タイプライターの文章の文字のところとか。
そのシーンにちょっと混ざっていたもの。
真っ白なカーテンで仕切られたシャワールーム。
そして、うら若きセクシーな美女が、みるみるうちにゾンビのような恐ろしい姿へ変貌するところ。
あのシャワールームと干からびた女性の遺体から、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作ホラー映画「サイコ」を連想しました。
他にも、ディスコのシーンはジョン・トラボルタ主演映画「サタデー・ナイト・フィーバー」かな?
曲はもちろん「ステイン・アライブ」、懐かしい…。
音楽がスピルバーグ監督作品ではお馴染みのジョン・ウイリアムズでは無いところ!が、異色ですね。
オープニングを飾るのは、ヴァン・ヘイレンの大ヒット曲「JUMP」!
予告編で使用されていた「a~ ha」の「take on me」が出てこなかったのが と て も 残念でしたが、聞いているとドップリハマれます’80年代に…w
ストーリーの骨格となる「ネット世界の危機を、ユーザー達が団結して守る」というところは、前例が無いわけではありません。
日本のアニメ映画作品では「ソードアート オンライン」や「ドット ハック」、「サマーウォーズ」などがありましたが、それらの作品のような世界観。
ネットやゲームの愛好者には親しみのあるテーマなので、普段は洋画を敬遠している人でも夢中になれるでしょうね。
映画賞で話題になるような思考や感情を揺さぶられる作品は、もちろん好きですが、単純に「映画って、こんなに楽しいんですよ」という率直なメッセージが込められていているようで愉快!
DVDが出てからでも…、なんて言わずにぜひ劇場で見てもらいたい。
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