毎年春に公開される「名探偵コナン」シリーズ、今年もやって来ました!
アニメ作品は子供向けだと思われていますが、このシリーズは大人が見ても面白い。ていうか、この作品は子供向けじゃないかな?
今回のテーマになっているのは、警察組織の中でもブラックボックス扱いになっている極秘部署の「公安部」。
毛利のおっちゃんが逮捕されて起訴されるか?というシチュエーションは、訴訟の手続きを知らない人には分かりづらいかもしれません。
事件の容疑者を逮捕、証拠収集をするのが警察
裁判所で容疑者が有罪か無罪か、弁護士と議論を戦わせるのが検察
逃亡の恐れのある容疑者の身柄を確保するのが拘置所
刑が確定した受刑者を更生させるのが刑務所
ザックリと説明してみました。間違えていたらすみません。
週刊少年サンデーを読んでいる、メインターゲットの少年少女には「なに?それ⁇」と頭の中が疑問符でいっぱいになりそう…。
と書いたら「見るのをやめようかな…。」と敬遠されそうなので。
狸がこの作品を見た時。
チケット売り場でタッチパネルの「席を指定してください」の画面を見たら、案の定ほぼ満席w
久しぶりにB列(前から2列目)で作品を鑑賞しました。
昔の劇場の椅子なら首がのけぞって痛くなるポジションですが、今の椅子は良くできていて問題ない。広い画面を堪能するには問題アリですが。関係ないか。
観客が老若男女幅広いのは、シリーズが長く愛されているからでしょうね。
正直なところ、小さな子供さんには不向きかな?と思っていましたが、さにあらず。
みんな夢中になって見ていました。
シリーズを見ている人なら分かると思いますが、作品の上映が終わるまで席を立つ人はいませんでした。
来年の予告編で「あの人」が登場した時、小さなどよめきが…。楽しみですw
面白かったw
追記 注意!ここから先はネタバレが含まれています。
作品を素直に楽しむためには、読まないことをお勧めします。
まだ見ていない人は、即刻回れ右してください。
この作品は、細田守監督作品「サマーウォーズ」を思い出させます。
ネットを使って都市機能を麻痺させたり、惑星探査船をハッキングして「重要な地点」を目指して落下させたりするところが…。
今回の重要人物である公安部の安室の中の人が古谷徹なので、思わず「コロニー落とし」を連想してしまったw
事件の真相が明かされるところも、説明が長すぎてたどたどしく、もどかしい…。
公安部所属の安室をミステリアスで魅力的なキャラクターとして描くことに成功していますが、作品のストーリー自体が冗長で魅力に欠けています。
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