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2018年04月14日23:51

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ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男

舞台は1940年のイギリス、ヒトラーがヨーロッパ侵攻を始めた年に英国首相となったウィンストン・チャーチルを描いたストーリー。

主演俳優のゲイリー・オールドマンと、特殊メイク担当の辻一弘がアカデミー賞を受賞したことで話題になりました。

本物のチャーチルは動画を検索してもらうとわかりますが、オールドマン演じるチャーチルは特殊メイクを施しているところを抜きにして見ていても、もうソックリw

顔がアップになると、目元が「あぁ、オールドマンだ」と分かるくらいに…。

作品自体は地味ですが、映画作品としても良くできていて見応えがあります。


上映開始10分くらいで「チャーチルが、いかに嫌な奴か?」という事が分かります。

伝記物だと普通なら主人公が善良な人物として描かれますが、この作品の最初に描かれている彼に共感できる人はいないでしょうね。

Facebookの創設メンバーの一人、マーク・ザッカーバーグを描いた「ソーシャル・ネットワーク」以来、久しぶりに見た演出w

そんな嫌われ者のチャーチルが、イギリス史上最悪の状況を、どうやって乗り越えて行くのか?が見どころ。

この作品のクライマックスは、ドイツ軍の大部隊の攻撃にさらされている、フランス沿岸地域に取り残されたイギリス陸軍の30万人の兵士達を生還させようとした、実行不可能と呼ばれた「ダイナモ作戦」。

「ダイナモ作戦」と聞いて、ピン!ときた人…。

そうです。

最近公開されたクリストファー・ノーラン監督作品「ダンケルク」で取り上げられた歴史的な事件。

映画「ダンケルク」は敵に追い詰められた兵士達を主眼に描いていましたが、「ウィンストン…」はイギリスの政治家や普通の人々に焦点を当てていました。

イギリスの上院議員が法案成立の為に根回ししたり、政敵の過去の失敗を重箱の隅をつつくように追求する態度は、なぜか某国の国会を見ているようで、苦笑を通り越して爆笑したくなる…。



作品の原題は「DARKEST HOUR」、英国史上最悪な暗黒時代がテーマ。


映画「ダンケルク」、「英国王のスピーチ」などの歴史的な背景を知っていると楽しい作品。

「地下鉄」のシーンが素敵。

面白かったw
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