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2018年04月01日14:13

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ベートーヴェン交響曲全集 トスカニーニ NBC(1939年)

CDプレーヤーの調子が悪いので
いよいよ買い替えか?と思い
オーディオ店でCDプレーヤーを見たりしていたのだが
念のため、使用しているCDプレーヤーの
読み取りレンズをクリーニングしてみた。、
(エレコムの湿式レンズクリーナー)

なんと、見事に復活!
今までどおり、普通にCDが聴けるようになった。

しかし、このCDプレーヤー、いったい
いつまで持つのだろう?
もう25年は使っているはずだ。
(SONY XE-900という型番)
これが壊れたらSACDプレーヤーを買おうと思っていたが
完全にそのタイミングを失ってしまった。
SONYって、あまり長持ちというイメージがないのだが。


音楽喫茶でのミニ演奏会を終えてから
トスカニーニの1939年の、ライヴ録音による
ベートーヴェン交響曲全集を聴いたが、
これは、残念ながら録音が良くない。
NAXOSから分売されたものを聴いたが
ノイズを無理に押さえ込んだせいか、
妙にギスギスした音で、音量も十分でなく
かなり聴きづらい。
全盛期のトスカニーニの、熱い演奏であることは
わかるのだが、この音では感動することは無理だ。

それでも、無理して聴いて感じたことは
カラヤンとの共通点である。
速いテンポ。テンポの変化の少なさ。
オーケストラの圧倒的な響き。

あと、第8番の第1楽章の再現部。
楽譜を改変して
ティンパニにテーマを叩かせている。
これはワインガルトナーの案によるもので
テーマ(チェロ、コントラバス)の補強として
考えられたものだが
トスカニーニの演奏におけるティンパニは
補強というより、ティンパニのソロだ。
思い切り、ぶっ叩いている。
これは面白い。まさに歴史上の珍事みたいな貴重な録音だ。

ちなみに1950年代の再録音(モノラルLP)では
このティンパニの追加はしていない。
あれはやり過ぎだと反省したのだろうか。

オリジナルは米トスカニーニ協会のLPだと思う。
LPで聴いてみたいと思った。

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