■ チューブラータイヤを交換しました!
空気を抜いて感圧接着剤が採用されたミヤタのリムテープの接着強度を低下させるようにしばらく置いてから、ドライヤーでカーボンリムを温めてさらに接着力を低下させてからタイヤを引いてリムからタイヤを浮かせて、カーボンリムを傷つけないために、カンパニョーロのカーボンチップ補強されたタイヤレバーをはがした部分に差し込んではがします。
もう古いチューブラータイヤなので再利用しない場合は、タイヤをカッターナイフで輪切りにして、指先をタイヤの切り口に入れて引きはがします。リムテープがカーボンリム側に残るとはがすのが面倒なので、ゆっくり引いてタイヤ側に付いてくるよう慎重に引きはがします。リムを温めてから作業をするのはリムテープをリムからはがれやすくする効果があります。
それでもリム側に残ったリムテープは接着力を確保するために、ていねいにはがしておきます。フィルムの付いたままのリムテープの接着面をバルブ口から張り始めて、バルブ口の張り始めの位置まで、重なるぎりぎりまで張ってはさみで切ります。バルブ口の手前でリムテープを切ってしまい、タイヤがリムに接着されていない部分がないようにします。
バルブ口の穴の部分からリムテープの透明なフィルムを左右5cmずつはがして折り曲げて、リムテープの接着面を出してから、リムのバルブ穴へ細い丸い棒を差し込んで、両面粘着のリムテープの切り口をバルブ穴に沿わせて円くして、バルブが通るようにします。
ボーラの50mmのカーボンリムに合わせて、チューブラータイヤのバルブを延長する必要があります。フレンチバルブのバルブコアが外れるタイプが採用されているので、バルブコアをプライヤーや専用工具で外して、ねじ込み式の延長バルブにバルブコアねじ込んでから取り付けます。
延長バルブのネジ山には瞬間接着剤を塗ってから、タイヤ側のバルブの先端へねじ込みます。こうすれば接合部分が緩んでこないし空気漏れも防げます。延長バルブは800円からア2000円と高価なので、古くなったチューブラータイヤから外して再利用します。その場合は2本のプライヤーではさんで回せば緩んで外せます。
延長バルブにはいろいろな長さのものが用意されています。ロープロファイル、エアロリムなどリムの高さ、タイヤに付いているバルブの長さに合わせて、最短で、しかもリムの内側の淵からバルブの先端が20mm飛び出して、フロアポンプなどのホースアダプターを差し込んで、空気を入れられる長さに設定します。
バルブの先端がリムの内側から飛び出す長さを確認して、リムの淵がバルブに当たる部分へビニールテープを1重にぐるりと巻いて、走行中にリムとバルブが接触するカチカチという気になる異音の発生を防ぎます。タイヤが円くなるまで軽く空気を入れてリムにセットします。
フィルムを部分的にはがしたバルブ穴へフレンチバルブを差し込んで、左右にチューブラータイヤを均等に引きながら、リムの接着面に円く膨らませたタイヤをセットしていきます。最後にリムへ収める部分はタイヤを強く引き伸ばしてセットします。
フィルムがリムテープに付いている状態では自由にチューブラータイヤを動かせますから、タイヤ全体の引きを調整して張りを均一にして、リムの淵からタイヤフラップの左右の見える量やホイールを回転させてトレッドパターンの揺れで確認して、タイヤのセンターを出してからフィルムを引き抜きます。
ホイールをすぐに使わない場合は、フィルムを抜いてから空気圧をタイヤがよじれないように5気圧へ設定してタイヤを圧着させて保管します。その場から走り出す場合は空気圧を7気圧から8気圧に設定して、しばらく慎重に走って、5kmも走れば両面粘着のリムテープの感圧接着剤がしっかりタイヤを固定してくれます。
先週の日曜日のライドでバイクをピナレロの旧型パリへ乗り換えて、ホイールはハイペロンからボーラの50mmにチェンジしてみて、あまりの踏み出しの軽さやスピードをキープして走ることに優れていることを再発見して、タイヤを交換して乗ることにしました。
今週末のライドではタイムのVXRSに、このボーラの50mmを後輪にセットして走ります。ホイールの剛性が高くてパワーロスがなく、タイヤは1本で30g重くなりましたが、踏み出しの軽さはボーラの50mmそのものも持っていますし、空気圧はショック吸収性を重視して7気圧に設定します。
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