古い読書のやり方に「三読法」というのがあります。
素読、通読、熟読の三段階の手順を踏みながら読むというもの。
素読は、例えるなら「書店で本を手にとってパラパラとページをめくりながら読む」ような感じ。
「あぁ、こんなことが書いてあるんだ…。」くらいの感覚で眺めていれば良いでしょうね。
通読は、分からない言葉や歴史などの細かいところを調べながら読み込んでゆく作業。
マラソンに似ています。
難しそうでちょっと敬遠したくなる本でも、その中に気になる言葉が見つかる事はないですか?
「面白い」と思ったところに付箋を貼ったり、栞を挟んでみてください。
長くて分厚い本が敬遠されるのは、読者がゴールが見えないマラソンを延々と走らされるような気分にさせられるからでしょうね。
付箋や栞は、マラソンでいうところのポイント。
ここからラストまでは、あとどれくらいか?が分かれば楽になれます。
古典的な作品は難しいのですが大丈夫。
難解な言葉を解説してくれる辞書や、高度な知識と経験を積んだ人達が書いた解説書が味方をしてくれます
書店員や図書館司書に聞いてみるのも良いかも?
熟読は、誰でも経験があると思います。
自分が好きな小説や漫画やアニメや映画など、何度も繰り返して読んだり見たりした事はありませんか?
作品を何度も読み返したり調べているうちに、いつのまにか自分の中に入っている…。
世界七不思議の一つに、アレキサンドリアの大図書館というのがありました。
普段見かけている図書館や書店は、それに連なる知識の宝庫なんですよ。もったいない…。
大学生の読書離れが浮き彫りに 「1日の読書時間0分」過半数に出版社も危機感
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=5004731
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