さて皆様は『カーマ・スートラ』という書物を御存知であろうか。西洋では読まれているらしいのだが日本人は殆ど読まれていない。
ちょっと物知りならこう言うかもしれない。
「それって古代インドの性愛技術書だよ」
これは一応の真理だが、本末転倒した説明なのである。
この書物は性に関する経典なのである。異論はあるかも知れないがキリスト教やユダヤ教の聖書だったり、イスラム教のコーランだったり、仏教典などに相当するのである。
『カーマ・スートラ』の男性に対する教えは「女性には尊敬と信頼を持って愛情豊かに優しく労わって接するべきだ」という趣旨なのだ。
また女性に対しては「男性からそのように扱われる知性や教養それに美貌を常にキープしなくてはならない」と教えている。
それで両性の究極の接点である性交渉の場面でも男性はそんな態度で女性と接するべきと謳っているのである。前戯によって女性の性欲の高まりを促進させて、性交すべきであると言う。また男性が蔑ろにしがちな後戯についても女性の性満足を充足させる為に不可欠と説いているのである。
つまり性交は男性は自分の性欲発散の場ではなく、女性の為のものだと説いていることだ。
高校などでは女子に対する性教育は実施されているが、男子には殆ど性教育はされていないようだ。
『カーマ・スートラ』を学習させないために、男性が誤った女性扱いをさせてしまうことになっていると思う。
女性の尊厳を傷つけるレイプやストーカーそれにドメスティクバイオレンスの発生は文部科学省のお仕事怠慢だと思っている。
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