mixiユーザー(id:465506)

2017年12月07日21:22

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真鍳ちゃん行方不明

 
 【個人的なメモなのでスルーしてね】
 9月に終わったメタ物語系のアニメ作品 『Re: Creators』 の、録ったまま置いてあった最後の3回を、昨日観た。
 それなりにしっかりした終わり方になっていたんだけど、でも、穴があった。

 マンガやラノベやゲームなど、さまざまな物語世界の登場人物たちが、突然この世界に顕現し、それがもとで、私たちが生きるこの世界が崩壊の危機に陥る。
 崩壊を促そうとする者たち (その中心人物はネットで著名になった二次制作キャラで固有の物語を持たない) と、それを食い止めようとする者たちが戦い、結局、世界の崩壊は食い止められ、物語世界の登場人物たちは、狂言回し的な魔力を持つ少女魔導師を除いて、みんなそれぞれの物語に戻る。 一言でいえば、そういうストーリーなんだけど。
 あれれ。 戦いのどちらにも与せず、しかし物語のクライマックスで大きな役割を果たした、まがねちゃん (築城院真鍳) というキャラが、大団円の時点で、どうなったのかぜんぜん描かれていないじゃないの。

 彼女は、自らの物語世界に戻らなかった、というより、きっと戻れなかったはずなんだよね。 
 だって、この世界に来てすぐに、なんと、自分が登場する小説の作者を殺してしまっているんだから。
 そんな剣呑な女が、超常能力はおそらく失ってしまうんだろうけど、この世界に残存しているんだぜ。 そのことに、最終回でいっさい言及されていないっていうのは、尺の都合でそうなったのかもしれないけども、やっぱお話の「穴」でしょうよ。

 そういうのに気付くと、自分で何とかしたくなってしまうんだよね。
 私が十代とか二十代とかだったら、即売会用に「まがね本」の同人誌を出して、「その後のまがね」がどんなふうにしぶとく持ち前の「面白主義」を貫いて生きのび、後日、主人公の颯太 (そうた) や、この世界に残って魔導師転じて作家になったメテオラと、ひょんなことからどんなふうに絡むのか、といった二次創作を、してみようと画策したかもしれない。
 一私人が、そういうのを気楽に書いて、同好の志に公開できる今って、いい時代だよね。
 あーあ、私、4〜50年ばかし遅く生まれればよかった。

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