11月27日(月)。
用事で上京したのを幸い、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の人形が展示してあるという新宿バルト9へ。
人形はシネコンロビーの一隅のガラスケースに。
左から闇の姉妹の一人、サル、クボ、クワガタ。ガラスの反射で見にくくて失礼。
画面で見ても精巧だけれど、実際に見ると更に精緻。
クボの顔はメイキングによると、目の周囲、上半分、下半分と分割して重ねてあるらしいが、展示用だからかパーティングラインは見えない。
(実際にはデジタルで継ぎ目を消す)。
クボの髪の和紙を思わせる質感、ライカの特徴でもある細い足のライン、
闇の姉妹の、カラスの羽のようなマントの、一枚一枚に違うモールドが施されていること、
サルの毛並みの超絶としか言いようのない細かな作り込み、
クワガタのヨロイのいかにも堅そうな質感と、歴戦の跡を偲ばせる欠け等の細工、
等々が迫ってきて、ただ感嘆。
見る角度を変えつつ、いつまでも眺めていたいくらい。
横のモニターではメイキング映像をエンドレスで流していて、これまた超絶。
見とれている間にも、私と同様の人が何人も足を止めて見入っていましたよ。
ああ、どうして『クボ』のプロモーションは日本でもっと活発化しなかったのだろう。
『コララインとボタンの魔女』や『ボックストロール』の時は広島フェスやTAAFでライカのセミナーの機会が設けられて、観客席に人形を回してくれたり、舞台上の人形を撮影し放題だったりしたのに。
『ボックストロール』なんて、TAAFで本国フィギュアプレゼントのジャンケン大会までしてくれたのに。
これも『ボックストロール』の日本公開まで漕ぎ着けられなかった日本の、我々の力不足のせいで、口惜しい。
『クボ』なんて、本当に肝心の日本で公開されるかどうかすら危ぶまれていたのだから。
やはり、何かを望むなら座して待つのでなく自ら動いて一つ一つ積み重ねないと未来には繋がらないのですよ。
だから今、『クボ』がクチコミで観客動員が広がっているのは本当に嬉しい。
この上、日本での凱旋展示会とかあったら、ものすごく嬉しいのに。
DVD発売等の機会を捉えて実現しますように。
なお、バルト9では同時に『GODZILLA 怪獣惑星』の展示も行われていて、ロビーがすごいことに。
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