「だれも知らない小さな国」
写真は全て、佐藤さとる「コロボックルシリーズ」(講談社文庫)
*「豆つぶほどの小さないぬ」
*星からおちた小さな人」
*ふしぎな目をした男の子」
「コロボックル」シリーズ全6作のうち、4作読了。
あと2作は、ちょっと別の本を読んでからとしよう。
有川浩さんの「旅猫リポート」の読書感想がきっかけでこの作品群を知ることとなった。
村上勉さんのイラスト見て、コロボックル達の足(かかとから爪先)が人間のそれより大きくて、だから跳躍力に富んでるのね、なんて思いながら、児童文学にしては随所にリアリティのある設定に感心しきり。
4巻目の「不思議な目をした男の子」の解説を書いている中島京子さんの文章に非常に共感、私も蕗の葉を見つけたらめくってしまいそうだ(笑)
とは言え、各巻で「さて、このへんでこの物語は。ひとまず終わりにしよう。」という文章で毎回唐突な感じで物語は幕を閉じる。その後の顛末はちゃんと補足してあるけど、そこも報告じゃなくて小説として終えてほしいなぁと思ってしまう。
これまで読んだ4作で一番ドキドキしたのは初作の「だれも知らない小さな国」と「星からおちた小さな人」。
さてコロボックルシリーズはしばし休憩して、別の作家の本で慟哭したり心引き裂かれてから、残りの2作といよいよ有川浩さんのコロボックル作品を読もうと思う。
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