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クルマで日帰りの後志(しりべし)管内出張だった10月19日金曜日は、小樽でお昼になった。
次の訪問先は赤井川で、赤井川には知っている店も気になる店もないし、小樽で昼飯を食べてから向かうことにした。
ラーメンは、全国チェーンの「山岡家」以外は魚介系あっさりスープの店ばかりの釧路に勤務していた頃、たまにはこってりギトギトとんこつスープのラーメンが食べたくなることがあった。
当時北海道には「天下一品ラーメン」も進出してなかったし、札幌に来たついでに小樽駅近くにあったらーめん「一番」に立ち寄り、濃厚とんこつラーメンを楽しんでいた。
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今年の5月から札幌勤務になり、仕事で小樽に来た際に久しぶりに「一番」のラーメンを食べようと思ったら、お店がなくなっていた。
その後、経営者が代わり隣の駅の南小樽駅近くに移転したことが判明していた。
場所は調べていたので、小樽で昼飯を食べることになった今回がチャンスでもあり、南小樽のらーめん「一番」へ。
経営者が代わったとのことだが、看板などの雰囲気も移転前のイメージと変わらない感じである。
店内に入ると、室内の雰囲気も変わらず、メニュー構成も引き継がれているようで、それなら以前食べたこってりギトギトとんこつスープのラーメンが食べられそうである。
ラーメンだけじゃなく「ガーリックライス」も旨そうだなと思ったら、平日の11〜14時限定の「らーめん+ガーリックライス」というセットメニューがあったので、今回はその「黄金セット(880円)」で決まりだな。
ラーメンは塩か醤油のどちらかが選べるようなので、「一番」のとんこつラーメンと言えば代表的な塩味で注文。
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おーっ、8年ぶりの「一番」の塩らーめん、移転前と全然変わらない感じで旨そうだ。
透明感のない白濁したとんこつスープ、これぞ小樽「一番」のらーめんである。
まずはそのスープをひと口飲むと、とんこつスープが苦手な人なら食べられないのではないかと思うくらいくどいこってりクセのあるトロッとしたスープ、とんこつ好きの自分にはたまらない。
弾力のあるプリッとした麺にスープが絡んで旨い。
そしてこれがガーリックライス。
ただのガーリックライスとは違い、ほぼ「ガーリック風味が効いた炒飯」で、これは旨い。
これを食べちゃったら、午後も仕事先を回るから控えていたがやっぱりニンニク風味がたまらず、テーブルに置かれているニンニクが気になる。
さすがに刻み生ニンニクやおろしニンニクは辞めておくが、ラーメンにもちょっとだけフライドガーリックを入れちゃえ。
うーん、おいしい、やっぱこってりとんこつ風味にニンニクは合うなぁ。
全つゆで完食。
前回あんかけ焼きそばを食べて以来2年ぶり、経営者が代わって、お店も南小樽駅近くに移転して初めて「一番」に行ったが、以前と変わらずこってりギトギトで臭みのある強烈なとんこつスープのラーメンは何も変わっておらずおいしかったのである。
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