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2017年10月10日14:57

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円卓の中華

幼少のころ、というか昭和の初期くらいからかなー、船場の旦那衆は折にふれ中華料理に親しんだみたい。新美商店でも忘年会や新年会、春秋の社員の慰安会などで、20から30人全員、円卓に10人から12人くらい腰かけて、大皿にてんこ盛りの中華料理の数々を平らげていった。最後に鯉の丸揚げ甘酢あんかけが来る頃には、もうみんな満腹で、尾びれや胸鰭のカリッとしたところをつまむのが精いっぱいというパターンだった。しかるにここ10年くらい前からホテルの中華レストランで一人前¥10000くらいのコースを頼むと、大皿に人数盛りではなく、一人前用のトレーに形よく盛られて配膳されるのが普通になった。上品ではあるけど中華のスタイルとしてはちょっと違うねんという感じ。人によって食べる量が違っても、大皿一盛だと少ない目に全員に取り分けた後の残りは、旺盛な食欲の若者に平らげさせるというようなことがふつうにあったんですよ。
9日の休日に、8日で47歳となったジュニアの誕生祝ということで、千里阪急ホテルの中華レストランに行ったら、8人掛けの大テーブルに5人前の準備ができていて、おなじみのターンテーブルもデンと控えてるので、久しぶりに昔の中華料理の気分が味わえるのかなと期待したけど、コース頼んだら一人ずつの個人用トレーで運ばれてきたので、ああやっぱりなー。
ちなみに、船場界隈にたくさんあった中華料理のお店は、今ほとんど営業してなく、船場の食の伝統が一つ消え去ったという感じ。
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