日本一の大銀行が行員一人当たり２５億円もの大借金をしていながら、何故破綻しないの
か？それは借金を上回るような資産を持っているからだ、ということを書いた。さて日本
政府は国債と地方債合わせて１２００兆円の借金がある。これは国民の結構な割合の人が
知っている。テレビや新聞で何度も繰り返して報道されているからだ
では、日本政府の資産がどれだけあるか知っている人はどれだけ居るか？ほとんどの人は
知らないのではないかと思う。だってそんなことを報道する新聞やテレビは皆無と言って
良いくらいだからだ。なぜそうなるかというと債券発行残高というのはすぐわかる。しか
し資産の残高と言うと、特に不動産なんかだと「評価額」というのが算出しづらい。借金
がいくらかは把握しやすいが、資産がいくらあるかを把握することは難しいのである
そのような中敢えて日本政府の資産はどれだけあるか？を計算すると、ざっくり１１００
兆円ほどあるだろう、と言われている。さらに国家の中央政府は特権として「徴税権」と
「通貨発行権」を持っている。この特権をいくらぐらいの金額として計算するか？という
のも難しい問題である。例えば国債残高が１０００兆円あるから返さなきゃ、ということ
で日本銀行に命じて福沢諭吉を１０００億枚印刷させて返してしまうこともできるのだ
しかしそんなことをしたら円の価値が激下げになってとんでもないインフレを引き起こし
てしまう。そんなわけで国家中央政府の資産算出はなかなか難しい。難しいが国際的に標
準となっている算出方法というのは存在する。それにそって計算するとだいたい１１００
兆円くらいというのことになるそうなのだ
そうすると日本政府の純負債額って約１００兆円くらい。ＧＤＰ５４０兆円の国が１００
兆円負債が有ったところで何が問題だというのか？ということになる
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