mixiユーザー(id:5239087)
2017年09月26日21:05
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Re:CREATORS レクリエイターズ
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アルタイル「神々の地に、制裁を───」
全22話見終わったレビューと感想を、描いたアルタイルとセツナとメテオラさんあげつつまとめる。
■概要。
主人公はクリエイターになることを夢見る高校生、水篠颯太。
ある日人気アニメのヒロインが目の前に現れた事を皮切りに、アニメ、ゲーム、漫画などの二次元創作のキャラクター（被造物）達が現代に次々召喚され戦いに巻き込まれていく。
事態は被造物を創り出した創造主（クリエイター）、さらには日本政府をも巻き込む事態に発展する。
■レビュー。
・キャラデは結構良く、メカデや作画など映像面と音楽は非常にレベルが高い。
これだけで一定の評価出来る。
・さらにFateをパクってもじったような設定にスパロボ的味付けをした題材はおもしろい。
目の付け所が良くセンスがいいと言える。
・キャラ描写はメテオラさんがやる総集編回はかなり光るものがあった。
・エピローグまでやれる余裕ある構成は綺麗に終われて良かった。
・問題は多くの人が分かってるだろう、シナリオだな。
これだけ最高級のいい素材を揃えても微妙になってるのはこの欠点に尽きる。
キャラ描写も一部重要なとこ不足してたり。
説明、描写不足な部分が特によく言われている点かな。
ただ分からないという部分に関してはちゃんと見てれば分かる事も結構あるため、どういうスタイルで見ているかでユーザー間で評価が大きく異なるのは別のアニメサイトでも言われていた。
金かかってるだろう表面からも分かるが、気楽に楽しむよりは真面目なシーンは集中して見た方が楽しめる。
・俺は問題点は感じるけど、題材設定良く考察するだけの内容があったから結構楽しめた。
特にメテオラの描写、アルタイルの結末に関しては＋1点評価の価値を感じた。
■評価：☆☆☆☆★（4/5）「見る価値有り」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■感想、考察（ネタバレ有り、長文注意）
【感想LINK】
■10話まで感想
http://
■11話感想
http://
■21話感想
http://
作品の質としてはレビューで言ったんで問題の内容の方を。
━━━【良かった点】━━━
■タイトル通り作者、クリエイター達のそれぞれのキャラや心情はしっかり描いていた。
自分が作った被造物とケンカするもの、殺されるものなど様々だが、キャラクターに対して自分のクリエイターとしての考え方を見せるやり方は良かったと思う。
銃オッサンの作者が言うように物語をおもしろくするためにやってるんだから、ご都合と安息だけで話しとしておもしろい訳がない。
そういうのだけで構成された某小説媒体では大人気の異世界オレツエージャンルもあるけどもｗ
主人公に自己投影した逃避先みたいな願望投影ものと、作品として見ておもしろいシナリオってのはまったく別だからな。
外道描写にも限度ってものがあるからやり過ぎたら被造物に恨まれても仕方ないし、ユーザーからも反感かうのも仕方ないってのも表現されてて良かった。
キャラクターをどこまで大事にするかってバランスも考えさせられる。
マイミクからの情報で会話が多過ぎと批判されてるらしいが、そういう作風でそれが必要な作品だろとｗ
作者達の会話や後半の主人公とマガネの会話なんかは充分な中身もある。
逆にそういうのをしっかり聞いてない、見てないと描写不足な欠点により強く感じたり間違った解釈するだろうね。
この作品のタイトルをもう一度見直せば、スーパー二次元大戦的なのだけじゃないのは自ずと分かるだろう。
■弥勒寺のシナリオネタバレでアッサリ解決ｗ
ネタバレかまして勘違い終わらせて戦う理由即終了の流れはメタギャグとしておもしろかったし、劇中視聴者の一人が笑いながらくっだらねぇｗってツッコミ入る演出は良かったｗ
ユーザーが考えるスパロボ的願望再現に近く、この作品だからこそ出来る仕組みを活かして良い。
■ひかゆの戦闘能力テコ入れ。
女キャラ推し系全盛期の今の時代で商業的視点で見ていい判断だったと思う。
急なご都合能力追加もギャルゲキャラならファン層的に承認力得られて自然だし。
俺的にはギャルゲキャラ登場自体が意外性あったし、活かし方としてなるほどなと思えた。
■味方メインメンバーとしてセレジアとメテオラのコンビは良かった。
メテオラさんは特に良く、セリフの面白さ、総集編でまさかのキャラの魅力爆発は意外性あるし上手いと思ったｗ
パイズリ剣士なら確実に同人出されてそうだから本人に見せろやｗとか思ってたら画像発見してワロタｗ
■後半のアルタイルの真意と結末。
チート能力の意味あった良い活かし方だなと。
まどマギのほむらモチーフにした感ある。
ちょくちょくノイズ入るような乱れが出てたのは、チート設定過ぎて承認力が危うくなってるって事だと思う。
こういう設定を補う演出は良い。
放送時はこれを深く考え過ぎて何らかのカラクリがあるんじゃと思ったものだが。
特殊ＥＤで実際に作られてそうな劇中の製作者の一人が作ったと思われるＭＶ流すのもリアリティ上がっていいし、アルタイルのキャラ性も上がって良い。
━━━【何がいけなかったのか、問題点と考察】━━━
■まずこの作品全体の致命的な弱点は全体的な説明、描写不足。
重要な部分でもしょっちゅう説明描写不足で土台作りがしっかりしないままやっちゃうという。
説得力はもちろん、面白いかどうか以前に視聴者がついていけず感情移入も出来ないから致命的欠点となる。
【具体的にどこが説明不足、描写不足だったのか】
■被造物がいると負荷かかって世界が崩壊する重要設定。
ちょろっと言うだけで世界に変化が起こってる予兆描写すらろくに無いし分かりにく過ぎる。
重要設定だろうに描写不足。
ってかほんとにそうなるの？
■後半のメイン、チャンバーフェスの劇中視聴者達に対する作者の手配などの描写不足が特に致命的。
アルタイルと戦う状況を事前にユーザー達に見せておいたんだろうけどそこをちゃんと見せない。
重要な事も一言で終わらしたりするからしっかり見てない視聴者が聞き逃す可能性も高く、余計話の粗に感じやすい。
シリウスによる攻略時も、作者「前日譚で伏線は張っておいた」
の一言で済まして急に登場させて戦わせるが、それまでの経緯を視聴者に一切見せてないため戸惑うし感情移入しづらい。
上っ面の結果だけ見せたってオレツエーと一緒で説得力無い。
■被造物達が戦う理由が薄い。
＝盛り上がりに欠けるし感情移入しづらい。
主役ばっか召喚した人選ミスともいえる。
シンプルに好戦的な敵側のキャラとかもっと召喚すれば良かったのに何でこうした？
■良いメカデなのにろくに出番無く大して活かせていない。
鉄血かよ！ｗ
まぁこっちはロボアニメじゃないし仕方ない部分もあるが、それなら複数出さなくて良かったろとｗ
ギガスマキナは見た目の割に弱かったが、もしかしてキャプテンアースモチーフか？ｗ
■パイズリ剣士の相方の男は必要性あったのか。
敵不足、ろくに見せてないメカ戦見せるための都合のキャラなんだろうけど、ぽっと出感と世界崩壊が描写不足過ぎて心情にまったく共感出来ないし微妙に尽きる。
しかもこいつのためにメインヒロインかと思ったパイズリ退場させるとかも意外性はあったが盛り上がりに欠けて微妙過ぎるｗ
■弥勒寺のアンダーなんたらのシナリオ。
劇中劇の方のシナリオの問題だが、弥勒寺とその主人公が戦い続けた理由がただの勘違いってライダーの井上脚本かよｗ
占い師が上手く仕組んだらしい事言ってるが、これ序盤でマガネがバカ女騎士に仕込んだのと似た感じなんではｗ
まぁ設定と見せ方次第ではあるんだけども。
登場人物が全部バカに見えてあんまよろしく無いと思うんだがこれでほんとに売れてるのかとｗ
まぁご都合オレツエー作品が大人気のリアル世界で言えた義理じゃないかｗ
■銃オッサン裏切った後アルタイルに言う事なんかあるだろと。
アルタイルは「何故戻った、娘の事だけ考えるべき」と言ってたが、それに対しての答えが無い描写不足。
これじゃ軽薄なチョロオッサンに見えかねないし何故会話させなかった。
中盤辺りでアルタイルが唯一心開いた相手だっただけにその伏線も活かせずシナリオの粗さに繋がってしまう。
■チート能力なのにアルタイルがあまり行動しない。
同人キャラっぽい素人感性丸出しのオレツエー設定で出自は説得力ある。
リアル重視したらこういうのも入れざるを得ないしな。
能力的に敵側の戦力増やしづらくなってそうだし、オレツエーって存在自体が足引っ張った感。
人格設定とラスボス枠にする事でそんな動かなくてもいいかな感が出てるだけ多少マシか。
結末を考えるとオレツエー設定を上手く活かしたと思えるが、それ無かったら無双するだけでつまらなくてヤバかったと思うｗ
データの軋み演出が何も無かったのは肩透かしではあったが、普通に倒す展開ならこれを穴にして攻略したんだろうと思う。
シリウスがそれだろうか？
序盤で一人でセツナと話してるような演出、後半ＯＰでセツナがアルタイルの中に入っていく演出とか全部伏線かと思ったんだけど何でもなかったというｗ
思わせぶり過ぎんだろｗ
■チャンバーフェスでのアルタイル無双で盛り上がる観客の嘘くささ。
同人キャラみたいのが人気一般作品のキャラを余裕で圧倒しまくる展開にファンの方楽しめる奴そんないるのかなとｗ
オレツエーがオタに大人気なのって、自分を投影した、自分目線の主役が余裕の環境だったり優遇されるから人気なんであって、他のキャラだとむしろ真逆の人気になりそうｗ
■主人公の好感度の低さ。
よくいるハーレム系凡人主人公って感じだけど、セツナ見殺しにしたせいかよく叩かれている。
他人が落ちてるのを見て安心したいっていう卑怯な考え方はネットの奴なんか特に持ってるだろうし、実際何もしてないだけだからそこまで叩き続けるほどじゃないと思うが。
ずっと悔やんでるだけマシだと思う。
後半で自分の願望投影したセツナを作った自己愛なんたらみたいな叩かれ方もしてたが、これはちゃんと見てればこういう考えにならないと思う。
制作側はヒントを多く用意したけど明確な答えは言わなかったから、アンチ感情持ってる多くの奴は感情優先思考で自分が思いたい悪い方に考えたいんだろうけども。
仮に自己愛なんたらだとしても、オレツエーファン層っぽくてリアルな感じするし時代に合わせたユーザーキャラとしていいかもしれんｗ
過剰な主人公叩きは、ネット匿名が悪いって作中で出されて自分たちが攻撃されてると怒りの矛先を作品と主人公に向けてるんじゃと邪推しちゃうなｗ
■マガネを持て余した。
能力やり過ぎで白ける以外に、クセのある発動条件だからってそれを活かすために周りまでバカになる典型的都合脚本だった。
終わってみて逆算して考えると、凡人主人公がラストで活躍するための装置としての能力だからチート設定は仕方ないといえるが見せ方など失敗してる。
殺してたの最初だけで主人公チートさせるために急にいい奴っぽくなったように見える都合感も、見せ方次第で変わったはず。
ハンガク奪った後特になんもせず返したが何だったのｗ
凄い強能力だからやる気だしちゃマズイ → 気分屋だからで一応説明つくが、説明不足の上に無駄でシナリオの都合にしか見えないのが問題。
敵キャラじゃないとチート能力過ぎて激寒になってしまう。
↓
気分屋なキャラにしないと主人公に肩入れしないからチートのための人格設定。
↓
だが能力の特性考えるとむしろ真逆の性格を装ってた方が効果高いし、有名キャラだから能力知られてるって前提だとそもそも完封されてしまう。
↓
完封されるとシナリオ都合で困るけど、能力見せて印象残したいから周りのキャラ知能下げる。
って流れかな。
劇中の設定とシナリオの都合とキャラが噛み合ってない。
個人的な感想としては大して可愛くもないデザインで喋り方などチャラさが不快だから余計クソに感じたが、後半の主人公との会話はそんなウザくなかった。
シナリオの構成上キャラの作りは仕方ない感じもするから、戦闘で目立つ立ち回りさせないとか、最初の方のくどいチャラさは何とかするべきだった。
キャラ付けとしてはおもしろくなるかどうかで動くって点は良かったと思う。
アルタイルの側だったのに寝返ったような行動したのは、チート無双するだけじゃつまらんしこの世界崩壊したらつまらないからだろうし。
このメインの主張一点あるだけで後半の行動がかなり肯定出来る。
アルタイルのオレツエーチート設定の寒さに対抗するための性格設定でもあり対になる事でバランスをとってる。
こういう意味でもマガネはシナリオにとって重要な都合の塊だと分かる。
気分屋ってのは扱いが難しいキャラを都合よく動かすための最もいい性格設定で必然かもな。
ネットでよく見るのは人殺してるのに何事もなくスルーされたのが気に食わない人多いようだ。
敵役の悪人キャラがなぜか現界しないから唯一のその担当って事で殺すのは仕方ないけども、好き放題やられ過ぎでご都合補正かかり過ぎなのが問題なんだろう。
上手い人が作ったら違うんだろうけど、ご都合で周りまで崩してしまうテンプレの典型的下手なパターンを隠せなかった。
仕組みのためのご都合キャラは最新の注意を払わないといけない難しいとこで、シナリオ製作者の力不足が出ちゃったキャラだなと。
■最後に。
まぁ問題点の多さ故に長々と書いたが、設定の仕組みやキャラ付けなど中身はあった。
良いところ、好みのとこは結構あるし終わらせ方良かったけど、主に脚本のせいで微妙な評価っぽいのが勿体無いと思う作品だった。
全22話見終わったレビューと感想を、描いたアルタイルとセツナとメテオラさんあげつつまとめる。
■概要。
主人公はクリエイターになることを夢見る高校生、水篠颯太。
ある日人気アニメのヒロインが目の前に現れた事を皮切りに、アニメ、ゲーム、漫画などの二次元創作のキャラクター（被造物）達が現代に次々召喚され戦いに巻き込まれていく。
事態は被造物を創り出した創造主（クリエイター）、さらには日本政府をも巻き込む事態に発展する。
■レビュー。
・キャラデは結構良く、メカデや作画など映像面と音楽は非常にレベルが高い。
これだけで一定の評価出来る。
・さらにFateをパクってもじったような設定にスパロボ的味付けをした題材はおもしろい。
目の付け所が良くセンスがいいと言える。
・キャラ描写はメテオラさんがやる総集編回はかなり光るものがあった。
・エピローグまでやれる余裕ある構成は綺麗に終われて良かった。
・問題は多くの人が分かってるだろう、シナリオだな。
これだけ最高級のいい素材を揃えても微妙になってるのはこの欠点に尽きる。
キャラ描写も一部重要なとこ不足してたり。
説明、描写不足な部分が特によく言われている点かな。
ただ分からないという部分に関してはちゃんと見てれば分かる事も結構あるため、どういうスタイルで見ているかでユーザー間で評価が大きく異なるのは別のアニメサイトでも言われていた。
金かかってるだろう表面からも分かるが、気楽に楽しむよりは真面目なシーンは集中して見た方が楽しめる。
・俺は問題点は感じるけど、題材設定良く考察するだけの内容があったから結構楽しめた。
特にメテオラの描写、アルタイルの結末に関しては＋1点評価の価値を感じた。
■評価：☆☆☆☆★（4/5）「見る価値有り」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■感想、考察（ネタバレ有り、長文注意）
【感想LINK】
■10話まで感想
http://
■11話感想
http://
■21話感想
http://
作品の質としてはレビューで言ったんで問題の内容の方を。
━━━【良かった点】━━━
■タイトル通り作者、クリエイター達のそれぞれのキャラや心情はしっかり描いていた。
自分が作った被造物とケンカするもの、殺されるものなど様々だが、キャラクターに対して自分のクリエイターとしての考え方を見せるやり方は良かったと思う。
銃オッサンの作者が言うように物語をおもしろくするためにやってるんだから、ご都合と安息だけで話しとしておもしろい訳がない。
そういうのだけで構成された某小説媒体では大人気の異世界オレツエージャンルもあるけどもｗ
主人公に自己投影した逃避先みたいな願望投影ものと、作品として見ておもしろいシナリオってのはまったく別だからな。
外道描写にも限度ってものがあるからやり過ぎたら被造物に恨まれても仕方ないし、ユーザーからも反感かうのも仕方ないってのも表現されてて良かった。
キャラクターをどこまで大事にするかってバランスも考えさせられる。
マイミクからの情報で会話が多過ぎと批判されてるらしいが、そういう作風でそれが必要な作品だろとｗ
作者達の会話や後半の主人公とマガネの会話なんかは充分な中身もある。
逆にそういうのをしっかり聞いてない、見てないと描写不足な欠点により強く感じたり間違った解釈するだろうね。
この作品のタイトルをもう一度見直せば、スーパー二次元大戦的なのだけじゃないのは自ずと分かるだろう。
■弥勒寺のシナリオネタバレでアッサリ解決ｗ
ネタバレかまして勘違い終わらせて戦う理由即終了の流れはメタギャグとしておもしろかったし、劇中視聴者の一人が笑いながらくっだらねぇｗってツッコミ入る演出は良かったｗ
ユーザーが考えるスパロボ的願望再現に近く、この作品だからこそ出来る仕組みを活かして良い。
■ひかゆの戦闘能力テコ入れ。
女キャラ推し系全盛期の今の時代で商業的視点で見ていい判断だったと思う。
急なご都合能力追加もギャルゲキャラならファン層的に承認力得られて自然だし。
俺的にはギャルゲキャラ登場自体が意外性あったし、活かし方としてなるほどなと思えた。
■味方メインメンバーとしてセレジアとメテオラのコンビは良かった。
メテオラさんは特に良く、セリフの面白さ、総集編でまさかのキャラの魅力爆発は意外性あるし上手いと思ったｗ
パイズリ剣士なら確実に同人出されてそうだから本人に見せろやｗとか思ってたら画像発見してワロタｗ
■後半のアルタイルの真意と結末。
チート能力の意味あった良い活かし方だなと。
まどマギのほむらモチーフにした感ある。
ちょくちょくノイズ入るような乱れが出てたのは、チート設定過ぎて承認力が危うくなってるって事だと思う。
こういう設定を補う演出は良い。
放送時はこれを深く考え過ぎて何らかのカラクリがあるんじゃと思ったものだが。
特殊ＥＤで実際に作られてそうな劇中の製作者の一人が作ったと思われるＭＶ流すのもリアリティ上がっていいし、アルタイルのキャラ性も上がって良い。
━━━【何がいけなかったのか、問題点と考察】━━━
■まずこの作品全体の致命的な弱点は全体的な説明、描写不足。
重要な部分でもしょっちゅう説明描写不足で土台作りがしっかりしないままやっちゃうという。
説得力はもちろん、面白いかどうか以前に視聴者がついていけず感情移入も出来ないから致命的欠点となる。
【具体的にどこが説明不足、描写不足だったのか】
■被造物がいると負荷かかって世界が崩壊する重要設定。
ちょろっと言うだけで世界に変化が起こってる予兆描写すらろくに無いし分かりにく過ぎる。
重要設定だろうに描写不足。
ってかほんとにそうなるの？
■後半のメイン、チャンバーフェスの劇中視聴者達に対する作者の手配などの描写不足が特に致命的。
アルタイルと戦う状況を事前にユーザー達に見せておいたんだろうけどそこをちゃんと見せない。
重要な事も一言で終わらしたりするからしっかり見てない視聴者が聞き逃す可能性も高く、余計話の粗に感じやすい。
シリウスによる攻略時も、作者「前日譚で伏線は張っておいた」
の一言で済まして急に登場させて戦わせるが、それまでの経緯を視聴者に一切見せてないため戸惑うし感情移入しづらい。
上っ面の結果だけ見せたってオレツエーと一緒で説得力無い。
■被造物達が戦う理由が薄い。
＝盛り上がりに欠けるし感情移入しづらい。
主役ばっか召喚した人選ミスともいえる。
シンプルに好戦的な敵側のキャラとかもっと召喚すれば良かったのに何でこうした？
■良いメカデなのにろくに出番無く大して活かせていない。
鉄血かよ！ｗ
まぁこっちはロボアニメじゃないし仕方ない部分もあるが、それなら複数出さなくて良かったろとｗ
ギガスマキナは見た目の割に弱かったが、もしかしてキャプテンアースモチーフか？ｗ
■パイズリ剣士の相方の男は必要性あったのか。
敵不足、ろくに見せてないメカ戦見せるための都合のキャラなんだろうけど、ぽっと出感と世界崩壊が描写不足過ぎて心情にまったく共感出来ないし微妙に尽きる。
しかもこいつのためにメインヒロインかと思ったパイズリ退場させるとかも意外性はあったが盛り上がりに欠けて微妙過ぎるｗ
■弥勒寺のアンダーなんたらのシナリオ。
劇中劇の方のシナリオの問題だが、弥勒寺とその主人公が戦い続けた理由がただの勘違いってライダーの井上脚本かよｗ
占い師が上手く仕組んだらしい事言ってるが、これ序盤でマガネがバカ女騎士に仕込んだのと似た感じなんではｗ
まぁ設定と見せ方次第ではあるんだけども。
登場人物が全部バカに見えてあんまよろしく無いと思うんだがこれでほんとに売れてるのかとｗ
まぁご都合オレツエー作品が大人気のリアル世界で言えた義理じゃないかｗ
■銃オッサン裏切った後アルタイルに言う事なんかあるだろと。
アルタイルは「何故戻った、娘の事だけ考えるべき」と言ってたが、それに対しての答えが無い描写不足。
これじゃ軽薄なチョロオッサンに見えかねないし何故会話させなかった。
中盤辺りでアルタイルが唯一心開いた相手だっただけにその伏線も活かせずシナリオの粗さに繋がってしまう。
■チート能力なのにアルタイルがあまり行動しない。
同人キャラっぽい素人感性丸出しのオレツエー設定で出自は説得力ある。
リアル重視したらこういうのも入れざるを得ないしな。
能力的に敵側の戦力増やしづらくなってそうだし、オレツエーって存在自体が足引っ張った感。
人格設定とラスボス枠にする事でそんな動かなくてもいいかな感が出てるだけ多少マシか。
結末を考えるとオレツエー設定を上手く活かしたと思えるが、それ無かったら無双するだけでつまらなくてヤバかったと思うｗ
データの軋み演出が何も無かったのは肩透かしではあったが、普通に倒す展開ならこれを穴にして攻略したんだろうと思う。
シリウスがそれだろうか？
序盤で一人でセツナと話してるような演出、後半ＯＰでセツナがアルタイルの中に入っていく演出とか全部伏線かと思ったんだけど何でもなかったというｗ
思わせぶり過ぎんだろｗ
■チャンバーフェスでのアルタイル無双で盛り上がる観客の嘘くささ。
同人キャラみたいのが人気一般作品のキャラを余裕で圧倒しまくる展開にファンの方楽しめる奴そんないるのかなとｗ
オレツエーがオタに大人気なのって、自分を投影した、自分目線の主役が余裕の環境だったり優遇されるから人気なんであって、他のキャラだとむしろ真逆の人気になりそうｗ
■主人公の好感度の低さ。
よくいるハーレム系凡人主人公って感じだけど、セツナ見殺しにしたせいかよく叩かれている。
他人が落ちてるのを見て安心したいっていう卑怯な考え方はネットの奴なんか特に持ってるだろうし、実際何もしてないだけだからそこまで叩き続けるほどじゃないと思うが。
ずっと悔やんでるだけマシだと思う。
後半で自分の願望投影したセツナを作った自己愛なんたらみたいな叩かれ方もしてたが、これはちゃんと見てればこういう考えにならないと思う。
制作側はヒントを多く用意したけど明確な答えは言わなかったから、アンチ感情持ってる多くの奴は感情優先思考で自分が思いたい悪い方に考えたいんだろうけども。
仮に自己愛なんたらだとしても、オレツエーファン層っぽくてリアルな感じするし時代に合わせたユーザーキャラとしていいかもしれんｗ
過剰な主人公叩きは、ネット匿名が悪いって作中で出されて自分たちが攻撃されてると怒りの矛先を作品と主人公に向けてるんじゃと邪推しちゃうなｗ
■マガネを持て余した。
能力やり過ぎで白ける以外に、クセのある発動条件だからってそれを活かすために周りまでバカになる典型的都合脚本だった。
終わってみて逆算して考えると、凡人主人公がラストで活躍するための装置としての能力だからチート設定は仕方ないといえるが見せ方など失敗してる。
殺してたの最初だけで主人公チートさせるために急にいい奴っぽくなったように見える都合感も、見せ方次第で変わったはず。
ハンガク奪った後特になんもせず返したが何だったのｗ
凄い強能力だからやる気だしちゃマズイ → 気分屋だからで一応説明つくが、説明不足の上に無駄でシナリオの都合にしか見えないのが問題。
敵キャラじゃないとチート能力過ぎて激寒になってしまう。
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気分屋なキャラにしないと主人公に肩入れしないからチートのための人格設定。
↓
だが能力の特性考えるとむしろ真逆の性格を装ってた方が効果高いし、有名キャラだから能力知られてるって前提だとそもそも完封されてしまう。
↓
完封されるとシナリオ都合で困るけど、能力見せて印象残したいから周りのキャラ知能下げる。
って流れかな。
劇中の設定とシナリオの都合とキャラが噛み合ってない。
個人的な感想としては大して可愛くもないデザインで喋り方などチャラさが不快だから余計クソに感じたが、後半の主人公との会話はそんなウザくなかった。
シナリオの構成上キャラの作りは仕方ない感じもするから、戦闘で目立つ立ち回りさせないとか、最初の方のくどいチャラさは何とかするべきだった。
キャラ付けとしてはおもしろくなるかどうかで動くって点は良かったと思う。
アルタイルの側だったのに寝返ったような行動したのは、チート無双するだけじゃつまらんしこの世界崩壊したらつまらないからだろうし。
このメインの主張一点あるだけで後半の行動がかなり肯定出来る。
アルタイルのオレツエーチート設定の寒さに対抗するための性格設定でもあり対になる事でバランスをとってる。
こういう意味でもマガネはシナリオにとって重要な都合の塊だと分かる。
気分屋ってのは扱いが難しいキャラを都合よく動かすための最もいい性格設定で必然かもな。
ネットでよく見るのは人殺してるのに何事もなくスルーされたのが気に食わない人多いようだ。
敵役の悪人キャラがなぜか現界しないから唯一のその担当って事で殺すのは仕方ないけども、好き放題やられ過ぎでご都合補正かかり過ぎなのが問題なんだろう。
上手い人が作ったら違うんだろうけど、ご都合で周りまで崩してしまうテンプレの典型的下手なパターンを隠せなかった。
仕組みのためのご都合キャラは最新の注意を払わないといけない難しいとこで、シナリオ製作者の力不足が出ちゃったキャラだなと。
■最後に。
まぁ問題点の多さ故に長々と書いたが、設定の仕組みやキャラ付けなど中身はあった。
良いところ、好みのとこは結構あるし終わらせ方良かったけど、主に脚本のせいで微妙な評価っぽいのが勿体無いと思う作品だった。
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