僕は今、性に関する小説を書いている。
目的は2つだ。
多くのセクマイの素敵さを語ること。
そして自分の性を語ることだ。
僕が小説は男女両方の心を持つ人しか書けない内容だ。
読者もきっと感じるだろう。
改題して『性と愛のシンポジウム』
にしたこともあるだろう。
「筆者は男性のはずなのにちょっと違うわ。
純愛小説の匂いぷんぷんだけど違うかも。
広義の女性が出演者なのに随所に
ハードボイルドタッチだから」
きっとこんな感想を漏らすはずだ。
二十五歳だが、少女向けラノベに登場する
そんな心を持つ女性が主人公だ。
「貴女もセクマイなのよ」と告げられたが
自分にまるで心当たりがない。
彼女の理想の男性はこの歌の2番に登場するタイプだ。
http://sound.jp/koenomahoutukai/tatibanasyouko/index03.htm
YouTubeならこれだ。
http://www.youtube.com/watch?v=TSd5rB9WyVo
彼女自身も理想像の男性なんて世界にいないと思っていた。
でもいたのである。
だからいきおい純愛小説タッチになる。
恋にだけ消極的な彼女。
片思いのまま、妄想が先走りする。
普通の男性には存在しない感性で物語は進行する。
皆様だけにお教えするのだが僕の小説では
必ずハッピーエンドになる。
最後には意外な展開で彼女は
意中の男性のハートをゲットするのだ。
シンポジウムの進行役で物語の進行役も決まっている。
飛びっきり可愛い美人で、女優とモデルをしている
二十三歳のSRSしたMTFが登場する。
ただこの人のモデルはいる。
女性の戸籍を持つ面識のある実在の人だ。
それにマイミクのMTFの魅力もブレンドしている。
さらに随所に様々なセクマイが登場するコミカルな個所がある。
ビアンも存在感を主張する。
セクマイではないが子持ちの主婦が女性の立場を主張する。
シンポジウムの主催団体の長は
宝塚歌劇団の夢組(そんな組は現実には存在しないが)
のトップスターである男装の麗人なのだ。
彼女はFTMとかビアンを疑われているが
セクマイ仲間の男装者なのだ。
講演者は三人。
一人は宇宙史にも詳しい古生物学者だ。
「無から有は生じない」が持論で
「ビッグバンには前史がある」と主張する。
また「生物の進化はビアンの功績だ」との
不思議な意見の元に多細胞生物までの進化を説明する。
二人目は性に詳しい歴史学者だ。
現在は固定されている性だが、
性の誕生時期には変性が日常的に行なわれていたことを知る。
雌雄の不均等是正目的だったり。水温の変化だっりする。
雌同士の交尾も存在して子も誕生した。
繁殖の容易性から有性生殖と無性生殖とを兼用していたこともある。
人類の性の種類は男女二つだが生物界ではそれより多い種もいる。
4つの性を持つ生物や7つの性を持つ生物もいる。つまり他の性は異性となって交尾可能となる。
極めつけは2万種類の性を持つ生物の存在だ。周りには異性だらけでパラダイスかも知れない。
性染色体の登場秘話から変性が可能となる
祖先型性染色体を持っていた祖先は
いつしかXとYの二種類の性染色体に改められて
性は固定するようになった。
そして同様と思われるMTFとFTMは
全く異なるの原因で生まれることをを明らかにする。
そこでMTFが一般女性よりも優しくて
男性としてはとても生きられないことも説明する。
人類が獣を恐がるように女性が男性を恐がるわけも解き明かす。
さらに女性の前身である哺乳類の雌が
いかに努力して絶滅を乗り越えられたかも。
直立二足歩行は人類の進化の源泉だが
実際に人類を進化させたのは男たちだったことも説明する。
男性が成人期に変声するのは職業病だったことも。
三人目に僕が登場することにしている。
一見男性に見える三人の講師は全員がセクマイなのである。
愛に生きられないか困難な悲しいタイプの性である
無性愛者や非性愛者それにXジェンダーについても語るつもりだ。
社会から差別や偏見やときに迫害さえ受けるセクマイたち。
せめて小説の中だけでも羽を広げて大空に羽ばたいて欲しいのである。
そうして性的健常者の無知を自覚させる目的もあって小説を書いているのだ。
『どんな性で逢っても自分では選択できない。
己の性を受止めて真剣に生きるしかないのである。
またセクマイだからこそ性的健常者たちとは違った世界が見えるのである。
セクマイの大半は女性か女性モードなのだ。
だから一般女性の社会的地位が世界的に最下位だということも触れたい。
関係無い様に見えて深い関係があるからだ。
男性に比べて女性の就職が困難だったり、
正社員として就職されず非正規雇用でしか採用されぬ事情がある。
さらにMTFは雇用では一般女性よりも
さらに下位に位置づけられている。
現実にSRSして女性の戸籍も外見も得たのに
就職困難なMTFは大勢いる。
香川県のMTFに聞いたのだが
十人いるMTFのうち超美形で二十歳の彼女しか採用されないそうだ。
それもパートの受付嬢らしい。
「差別や偏見を無くそう」と言っている
政府は自分たちの無能や無作為のカムフラージュでしかないのだ。
どうかセクマイの皆様。
自分たちが行動しなければ何も変化はないのだ。
女装を日常的にしてどこが悪いのだ。
バスの中で奇抜な衣装の八十歳くらいの老女を見かけたことがある。
赤のブラウスに黄色のミニスカート
おまけに緑のカーディガンを羽織っていて
歩く信号機のようだった。
当然頭髪は白髪ばかりか薄くなっている。
こんな老女より可愛く美しい女装の方が素敵だとは思わないのかと言いたい。
歩く信号機より歩く美人女装者の方が社会的価値は上と思うのだ。
避難されてもいい。迫害されても自己主張を続けよう。
僕がどこでも男女の声で歌うのもそんな意味だ。
一般の男には「僕より低音の声が出せるのか」と言いたし、
一般女性には「僕より高音の声がだせるのか」と叫びたい。
僕は今、ソプラノの可愛い声で藤あや子さんの『こころ酒』を特訓している。
それは一次用で本選には『むらさき有情』で勝負することにしている。
二度カラオケ大会の予選で失敗したが、
それは僕の声が原因ではないと確信している。
審査員の先入観と耳が悪いと思っている。
小説も同じだ。
先入観でこれ固まった選者にセクマイが書く小説を入選させる意思などないのだ。
だからキャパが広い一流の選者がいる賞に応募するつもりでいる。
歌も小説も目標は一つ。
セクマイの地位向上に尽きる。
皆様も自分の生活空間で自分らしく頑張ってください。
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