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2017年09月17日07:05

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隣の夕飯

この頃の家は高機密性だかなんだかで、ドアを閉めてしまうと物音ひとつ聞こえてこない。
隣の200坪あまりの土地に何軒か家が建って、どこも子どものいる家族が入居した。
日中はにぎやかに外で遊ぶが、日が暮れて子どもらが家におさまると、
物音ひとつ聞こえない。
家の中でわがまま言う声やらきょうだい喧嘩する声やら親が叱責する声やら
まったく聞こえない。
つまらん。

それに引き換え、以前から建っている両隣は、そんなことはない。
片方の家は、夏はクーラーを使うようだが、秋になったらおばちゃんの声が聞こえてくるようになった。
おばちゃんは倒れたこともある人だから、元気な声が聞こえてくるのはうれしいことだ。

逆のお隣と我が家はクーラーも使わないので、声も物音も聞こえる。
お隣は商店なので、お勝手がお店と床続きで、土間になっている。
テーブルに丸椅子を置いているのだが、立つ時に椅子の足が土間をこする音が聞こえる。
何十年、この音は変わらない。
これが聞こえなくなったらずいぶんさびしいものだろう。

高機密住宅とは言え、換気扇はあるので、食事の支度のにおいがただよってくることはある。
お隣のご飯のにおいもしてくる。
食欲をそそられて、さてうちも準備するか、なんてなことになる。

隣の商店のおばちゃんがたまにおかずを分けてくれる。
自慢料理を作ったときだ。
昨夜は小さい鍋に分けて、モツ煮をくれた。
私がいない時だと、玄関の上がりがまちに鍋をちょこんと置いて行ってくれる。

いつもご馳走さまです。
何か珍しい頂き物をしたら、またお裾分けしますね。
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