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2017年09月13日13:34

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寄り添う二つの孤独な魂『ガス人間第一号』

タブレットを契約して「ポケモンGO」を始めた。
近所の公園をぐるぐる廻っているだけで、二日で50種ポケモン捕まえた。
タブレットは月額4500円ほどだから、フィットネスクラブより安いが、遊び方が結構ややこしく、ネット内にしか攻略解説がないので目が疲れる。
無課金範囲で図鑑を完成したら飽きてしまうかも?
ともかく引きこもりの私を散歩させるのだから、「ポケモンGO」は偉大かも。


〇『ガス人間第一号』(1960/本多猪四郎)−−―特撮監督:円谷英二。脚本:木村武。カラー。91分。
究極の悲恋もの。
【近寄りがたいほどの美しい女性に恋した男は、ガス人間になって初めて彼女の前に進み出ることが出来た。
孤独なる二つの魂は引き合い、彼女も唯一の理解者である彼を受け入れたが、二人は社会的に抹殺される運命にあった。
女が己の芸道を極めたとき、男は今夜こそ二人は結ばれると信じた。が、女は死をもって二人の恋を成就させるのだった・・・。】

土屋嘉男の代表作。ミステリアスで抑えた素晴らしい演技。
そして八千草薫にとっても代表作。あまりにも美しい。美しいのは女優のお仕事だが、何かを極める女性を演じて凛としている。ただ、踊りの吹き替え部分はガラリと変わるので違和感はある。
ガス人間を表現する円谷英二の特撮は、手作り感があり雰囲気がとても良い。特撮はただキレイにCGすれば良いってもんじゃない。この濃密な人間ドラマを理解し、視覚的に盛り上げている。
土屋嘉男は89歳で亡くなったが、本を何冊か書いているので読んでみたい。
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