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2017年09月06日20:55

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学術用語まで言葉狩りの対象にするのは如何なものか?

優性/劣性という言葉が差別に繋がるというのなら、「物事の優劣」なんて言葉も差別か?

この用語は単に優性遺伝子と劣性遺伝子が競合した際、特徴の出やすさに「優劣」がある事からその訳語となっただけの話。
 ※ちなみに英訳すると「優性=Dominant」「劣性=Recessive」。
  この単語はそれぞれ「支配」と「退行」という意味にもなる。
  其れよりは余程ましな和訳だと思うけれど?
別に出る特徴自体の「優劣」を示して訳ではない事は、少し学習すれば判る事。
例えば「禿」の遺伝特性は「優性」だったりする。
・・・いや、別に「禿」が劣った特徴だというつもりはないですよ?

そりゃ確かに「顕性」「潜性」でも同じ意味にはなりますが、そんな漢字変換順位の低い用語(潜性なんて今学習させるまでは一発変換できなかった)を使われてもねぇ。


そういやその昔「ゆとり教育」なんて馬鹿げた主張した連中が、同時に学校内で競争するのは良くないとか言い出して、通知表の表記や仕舞には運動会の一等賞までも廃止しようとしてたっけ?
もしかして、その手の「優劣」を嫌う連中が「言葉狩り」を続けていたりするのかな?

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■遺伝の「優性」「劣性」使うのやめます 学会が用語改訂
(朝日新聞デジタル - 09月06日 19:24)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4753369

 遺伝の法則の「優性」「劣性」は使いません――。誤解や偏見につながりかねなかったり、分かりにくかったりする用語を、日本遺伝学会が改訂した。用語集としてまとめ、今月中旬、一般向けに発行する。

 メンデルの遺伝学の訳語として使われてきた「優性」「劣性」は、遺伝子の特徴の現れやすさを示すにすぎないが、優れている、劣っているという語感があり、誤解されやすい。「劣性遺伝病」と診断された人はマイナスイメージを抱き、不安になりがちだ。日本人類遺伝学会とも協議して見直しを進め、「優性」は「顕性」「劣性」は「潜性」と言い換える。

 他にも、「バリエーション」の訳語の一つだった「変異」は「多様性」に。遺伝情報の多様性が一人一人違う特徴となるという基本的な考え方が伝わるようにする。色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」とした。

 学会長の小林武彦東京大教授は「改訂した用語の普及に努める。教科書の用語も変えてほしいと文部科学省に要望書も出す予定だ」と話す。用語集「遺伝単」(エヌ・ティー・エス)は税抜き2800円。(編集委員・瀬川茂子)

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