親に連れられてアメリカへ不法入国した子どもたちの運命は？

NYタイムズ紙のニュースレターで、いまアメリカで注目されているDACA（両親に連れられて不法入国した子どもたちの滞在を認めたオバマ前大統領の特別措置）に対するトランプ大統領の対応についてニュースが入りましたので、概略ご紹介します。

このDACAは、トランプ氏が選挙戦で廃止を公約したもので、右派強硬派から実行を迫られていますが、オバマの救済策で滞在をゆるされた80万人に登る子どもたちのアメリカン・ドリームを奪うなとして世論や共和党内からの抵抗が強く、トランプ大統領がジレンマに陥っている状態です。
この状態を解消すべく、共和党は問題の決定を半年間先延ばしする当座しのぎの策にでることに決め、9月5日に発表することにしました。ただ、トランプ大統領自身からではなく、ジェフ・セッションズ司法長官が火曜11時の記者会見で発表することとし、記者からの質問は受け付けないこととしました。

一方、オバマ前大統領はトランプ大統領のDACA廃止に反対する意向をSNSで表明する予定だと伝えられています。