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2017年08月18日18:34

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ジョセフ・フインダーThe Switchを読んだ!

The Switch はNYTのベストセラーで、ジャケットはタイトル、作家名は浮き文字、10万部以上のハードカバー初版です。
私立探偵ニック・ヘラーものではないが、絶対のお薦めである。
スリラーとしては、ヒチコック映画の様なスピーディな展開とスリラーは本物である。
たぶん読みだしたら、やめられなくなります!
本当に面白い!
NYTのベストセラー作家であり、メジャー映画「High Crimes」(主演モーガン・フリーマン)、「Paranoia」(主演ハリソン・フォード)にもなっている。長編は14作目であるが、どの作品もお薦めである。

マイクル・ターナーは仕事を済ませ、LAからボストンへ帰ってきた。
そして帰宅してラップトップを開こうとして、他人のMac-Bookを持ち帰ったことに気付いた。
LA空港の手荷物検査で、Mac-Book、スマホ、小銭、ベルト、靴まで調べられた時、検査担当者が間違えて、彼に渡されたものを持ち帰ったのだった。

それもスーザン・ロビンスの名前が裏面に記入され、パスワードまで入っていたのだ。
しかしマイクはこれの持ち主を何者か全く知らないし、どうして自分のMac-Bookを取り戻すかと悩んだのだが、、。
しかしグーグルするうち、なんと63歳の上院議員ロビンス女史のものと分かった。
スーザンからは、全くターナーのMac-Bookではどうしてもたどり着けないと思われた。全米にはたくさんのターナーがいて何者か分からない。パスワードが分からないから解析できないはずなのに。
ところがターナーロースト(コーヒーメーカー)に、サム・ロビンスと言う男から電話があり社長のターナーが自分のMac-Bookを持ちかえっただろうと言ってきたのだ。
ターナーはMac-Bookの底に書かれた名前がスーザン・ロビンスであることを知っていたから、これは本人でないと分かり、すぐに電話を切った。誰かが上院議員のMac-Bookを手に入れようとしていると直感したのだ。
そこでMac-Bookを開いてみると、そこにはとんでもない国家機密、情報が大量に保存されていたのだ。
議員個人のMac-Bookにトップシイークレットが保存されていることは、絶対にありえないことだった。スーザンにとっても国家機密を漏洩したことになり、大問題になり辞職しなければならない恐れがあった。
そこでマイクルは友達のロスに相談した。彼は「グローブ」の記者であり、中身ををコピーしてくれというのだ。これを記事にすれば、「第二のスノーデン」になれると興奮した。

ターナーはロスに「Mac-Bookを返却すればいいだろう」と相談したが、ロスは「それは危険だ。Mac-Bookを持っているから君は生きていられるのだ」と言った。
もしMac-Bookを渡せば、君は自殺したことになる。2発も自分の頭を撃ち抜いてか、車に細工をされて交通事故で死亡することになると忠告したのだ。

そして早くもターナーの前に得体の知れない男が近づいてきたではないか。どうして、ターナーのMac-Bookの中身を調べて、連絡してきたのだ。政府関係者がそんなに早く、Mac-Bookから情報漏れたとが分かるはずがないのだ。誰が漏らしたかもまだ分からないはずなのだ。
とすれば、ロシア情報機関か、ロシア系マフイアか。それともFBIか。

ロスと別れ、帰宅すると自宅のセキュリティがオフになっていた。しかもガラス戸がきれいに破られ、どことなく普段とは異なる雰囲気があり、全てが捜索されていた。ターナーが個人的に設置した秘密の防犯カメラもすべて録画が消去されてたのだ。金庫もあけられた形跡があった。

そこでロスとターナーはスマホ、PCなどの通信手段を止め、レストランで会い、コピーを渡すことにした。しかし、ロスは現れなかった。
スポーツジムのトレーナーから、ロスが自殺したと連絡が入った。
そんなはずはない。ロスが自殺するわけがない。薬の大量摂取なんてあり得ないのだ。明らかにロスは殺されたのだ。

その頃、上院議員の秘書アボットは焦っていた。63歳の上院議員はあまりにもITに無知で個人用のMac-Bookに名前、パスワードを書いていたのだ。それに国家機密を保存していたのだ。アボットは仕方なく、ロシア系の技術者に依頼し中身を解析したが、コーヒーメーカーの製造技術しかなかった。しかもアボットは「問題解決屋」に依頼したばかりに、問題のMac-Bookを取り戻す前に、新聞記者の殺人が起きてしまったのだ。

そこでアボットはターナーに会い、Mac-Bookを渡すように要求したのだ。
しかしターナーはMac-Bookは持っていない。受け取っていないと言った。すでに会社も、自宅も調べてわかってるだろうと、、。

またNSA(国家安全省)の捜査官が現れ、ターナーを誘拐し尋問を始めた。しかし、ターナーは、Mac-book持ってないし、中身も知らない。自分のMac-Bookを返して欲しいだけだと答えた。何も知らない、国家機密なんて、とんでもないと答えた。実はスポーツジムにMac-Bookを隠していたから、誰もそんなところに隠しているとは思わなかったのだ。だが、Mac-Bookは誰かに盗まれたのだ。さあ、果たしてどうなるのか?

ここからもう一段とスピーディに展開し行くのだ。
一体どういう結果が待っているのか。本当に面白い
流石にジョセフ・フインダーである。元ロシア情報機関担当の政府担当者だったのだ。
楽しく読めます! 一気に読むほど面白い!
ぜひ、お読みください!
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