先ほどドキュメント・ファイルの整理をしていたら数年前に自分が纏めた「自民党憲法改正草案の問題点」と題する一文を発見。当時の初期「草案」は現行憲法の条項と対比した形で明快に（？）書かれていましたが、現在の自民党HPにある「草案」は大変判りにくく変更されていますので、ご参考までに「当初の草案」の問題点を洗ってみました。ご一読下されば彼らの野望の危険度がご理解できると思い下記にご紹介する次第です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
� ‖莇緇鬚痢崟鐐茲諒�棄」は一応残してはいますが、その二項の「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない。」は全文削除され、代わりに「前項の規定は自衛権の発動を妨げるものではない」との一項を入れて、集団的自衛権の容認を目指しています。
そして更に「第九条の二」を新設して「国防軍」の保持へと続けているのです。
�◆‖萋鷭衆貍鬚痢崕顕顱�結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」の現行規定に対し「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした行動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは認められない」という一項を追加して、権力者が「公益及び公の秩序を害する」と判断したら、表現・集会・結社の自由などの基本的人権を踏みにじることも可能になり、ファシズムの台頭に道を開くものになっています。
�Ｂ莉従蓮嶌嚢睨ゝ�」にある第九十七条から第九十九条までを全て削除。
この削除された3条は下記にあるように「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、現在および将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。この憲法に反する法律、命令などはその効力を有しない。天皇、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負う」と謳って基本的人権の不可侵を明記したもので、それを全部削除する自民党の意図にこそ大きな問題があると思います。
�ぢ莉従呂鬚修辰�り削除して「憲法改正の発議要件を衆参それぞれの過半数に緩和する」に置き換え、第九章に問題の「緊急事態条項」を入れようと企んでいるのです。。
＜参考＞
第十章 「最高法規」
第九十七条 「この憲法が日本国民に保証する基本的人権は、現在および将来の国民に対し、侵すことの」できない永久の権利として信託されたものである。
第九十八条 「.この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない」
第九十九条 「天皇、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負う」
https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109
ログインしてコメントを確認・投稿する