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2017年06月20日09:22

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娘来たり、去る (父の日)

娘とフィルムセンターへ。【ラトビアのショートアニメ特集】を鑑賞する。
終映後は家に帰って「父の日」を祝う。
娘の希望で晩御飯はスキ焼。いっぱい食べて、父たんにいっぱい甘えて、娘は寮に帰って行った。
夫も娘も働き者でうれしい。(私だけ怠け者だ)


以下は子供向けの【ラトビアのショートアニメ特集】。

〇『タイガー』(2010/・ツィメルマニス)8分。人形アニメ。
街にサーカスがやってきた。火の輪をくぐらされる子虎を見て、街の人たちが虎の親子を保護区へ逃がしてやる。
サーカス否定が子供向けとは?共感できない。

〇『新種の発見』(2008/E・ラーツィス)10分。人形アニメ。
お洒落なアリ(?)が綿毛のウィッグで着飾っていると、新種と間違えられて人間に採取される。仲間に助けてもらうが、やはりお洒落は続けるという・・・女のサガ。
これは楽しめた。

〇『子豚の冒険』(2016/D・リードゥゼ)10分。人形アニメ。
怠け者の子豚が甘言に誘われて牧場の外に出る。最初は楽しいが当然のように狼に襲われる。仲間に助けられた子豚はとてもいい子になるという・・・。
ひねりも何もない教育的すぎるオチ。

〇『ミノタウルス』(2016/K・ヴァイトルス)8分30秒。ガラス板に油彩。
歴史的背景がよく分からないが、神話と侵略者の話。雰囲気がある。ミノタウロスの子供が可愛い。
『老人と海』(2000)のレベルの高さを再認識したと、娘の感想。そんなのと比べるのが無茶だが、もはや手法も表現も半世紀前の感覚だ。最新作とは思えない。

〇『テディ・ベア』(2007/N・スカパーンス)8分30秒。クレイ・アニメ。
一人ぼっちの熊のぬいぐるみが外に出て彼女を見つける話。
友情より女とは!?友達ではなく女を見つけるって、これが子供向け!?
〇『魔法使いのボタン』(2006/N・スカパーンス)7分。クレイ・アニメ。
赤毛の魔女がボタンを回すとネズミの鼻にも魚にも花が咲く。それだけ。
子供が粘土で作れるレベルをわざわざ目指しているのか?とても雑な造形の粘土アニメ。
〇『素晴らしい1日』(2010/N・スカパーンス)14分。クレイ・アニメ。
魔法のボタンが付いたチョッキをレンタルする女性。ボタンを回すと雪が降る。ネズミの子供が遭難して困った困った。
てゆーか、何てゆーか・・・
この監督の演出や技術は日本の学生レベル。物語は小学生レベルかも。とにかくすべての感覚が「雑」!美しくない。
子供向きだからって物語や人形造形のレベルを落とす必要があるのか? 芸術をしろとは言わないが、子供を舐めてる。


ともかく珍しいアニメを見た。
しかしラトビアの子供たちはこれらを面白いと思うのだろうか?だったら『悟空の大冒険』など見たら、ビックリしてひっくり返ってホイ!てなことになってしまう。
もしかしてラトビア国の規制が厳しくて、子供向け限定では何も自由に作れないのかもしれない。
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