大阪西成女医不審死事件

今回は日記には珍しく、殺人事件がらみの話である。

福岡県小郡市の民家で母子３人の遺体が見つかり、県警通信指令課の巡査部長、
中田容疑者が妻由紀子さんに対する殺人容疑で逮捕された事件で
警察の、執念や推理力の凄さを感じた。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=4615066&media_id=2

「近くに置かれた練炭のようなものには火が付けられ、由紀子さんの
前頭部は毛髪などが燃えていた」

ふつうなら、これで自殺と判断してもおかしくないところだ。

それを、
「県警は由紀子さんが自殺したように偽装した上で、証拠隠滅のために
火を付けた疑いがあるとみた」

と、自殺と判断せず、捜査を続けて、犯人の逮捕に至ったのだ。

その執念の凄さに感心しながら、以前にあった、別の事件の
残念な捜査を思い出さずにはいられなかった。

「大阪西成女医不審死事件」として、wikipediaにもアップされている事件だ。
警察はこの事件を「女医の自殺」と断定し、遺族に説明した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E8%A5%BF%E6%88%90%E5%A5%B3%E5%8C%BB%E4%B8%8D%E5%AF%A9%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

ところが、この事件では、
事件と「貧困ビジネス」（生活困窮者が内蔵を売ったり、生活保護受給者が
心療内科でもらった薬を転売するなど）との
つながりを指摘する人が多いのだ。

遺族は警察の説明に納得せず、捜査の継続を望んでいる。

この事件を調べると、
西成区あいりんという、生活困窮者と暴力団の街で
「貧困ビジネス」において両者がつながる厄介な事件だけに
警察は捜査を避けているのではないかと思わざるを得ない。

いまは西成区あいりんも、ホームレスが高齢化するなど
かなり穏やかな街になっているのだが
深層はいまだにダーティなところなのだろうか？

日本"未解決事件"犯罪ファイル .
突如、謎の死を遂げた「現代のマザーテレサ」その背景に、"貧困ビジネス"の暗部が......!?
http://www.cyzo.com/2012/02/post_9982_entry.html

福岡県母子殺人事件に比べれば、たしかに難しい事件だが
何とか捜査を継続して、犯人を逮捕してほしいものである。