mixiユーザー(id:12669625)

2017年05月31日17:40

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映画日誌「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

 CGによる見応えのある映像や、派手なアクション・シーンが堪能できる映画以外、こうした真摯に人間を見つめた、極めて地味なドラマも結構多いのが、アメリカ映画の懐の深さ、というわけか。
 とはいえ、ここまで来るとあまりに地味すぎる感じで、途中、これといった波乱や意外な展開も無く、少し物足りなさを感じてしまう。
 暗い過去を背負った主人公が、突然の兄の死で、甥の面倒をみなければいけないこともあって故郷に帰ってくるのだが、元々罪を問われなかったのだし、むしろ、あまり過去にこだわるよりも、もっと前向きに現在に立ち向かう主人公の姿も見られた方が、よりドラマらしくなったのでは?
 それでも、あまり退屈さを感じないのは、やはり各登場人物を演じる俳優の演技もあり、俳優の演技の上手さもアメリカ映画の見どころ。
 普段娯楽映画ばかり観ている若者なら、たまにはこうした地味な人間ドラマで、人間というものをじっくり観てみるのも良いかな。
★60点
3 0

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