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2017年05月21日22:19

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ヒビノキ521(5月14日〜5月20日までの1週間/週後半)

5月14日〜5月20日までの1週間分の日記です。
基本的に日々の記録+エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日〜水曜日の週前半の日記は先週の金曜日にアップしています。

■2017/5/18/Thursday
 週末のアニメが2本も総集編でガックリだ。

■2017/5/19/Friday
 『DARK SOULS TRPG』――。

 最初にプロットが説明され、障害を抜け、ボスを倒す……っていう、
 「ダンジョンハックゲーム」としては手堅い印象。システムしてはハズれなし。
 ただ、この作品自体の「発明」はないな。

 基本、原作自体ストーリーは薄味。
 目的は、ラスボスに向け「敵を倒し」「罠を抜け」すすんでいく。
 その道程は「ダンジョンハックゲーム」と「ルートゲーム(Loot Game)」
 そのまま。その再現の度合は高い。

 ではTRPGでは「それ以外ができるのか?」といえば、
 やっぱり原作再現以外できない。つまりは『DARK SOULS』しかできない。
 原作以外の“余白“を担保するシステムが現在は存在してない。*1

 情報収集は“ない”し、
 なら、情報収集の展開で物語は拡大していかない。
 ボスに向う道程に設定しているイベントは、
 基本、道程の突破と、舞台の“障害”のみにしかなりえない。*2
 内側を突き破り、独自の物語を外側に作り出す動機にもなりえない。
 まあ、最初にボスが設定され、最後にボスを倒す物語ですしね。

 たとえば「白霊」を再現し、PLは「ジェスチャー」のみで会話できる。
 このジェスチャーってユニークなシステムが成立するのは、
 情報収集と原作を再現する物語以外の大半を“断ち切る”いさぎよさで成立する。
 また、原作同様、キャラクター設定が、(ほぼ)ないので成立するともいえる。
 灰の想い出はありますけれど、では、
 その思い出を利用する場合、「ジェスチャー」では説明しきないでしょうし。

 原作は「ダンジョンハック」と「ルートゲーム」――。
 その「ダンジョンハック」へと集約した割り切り方は良い。
 自分の印象としては、その割り切り方をふくめ、今風の作品ですよね。

 トランプを利用したマップルールがちょっとわかりにくかったり、
 現在の担保分だとスキルが固定されてしまうなど、不満はあるけれど、
 まあ、最初に説明したよう手堅い印象の作品。原作ゲームファンには十分かと。

*1 「シナリオによっては〜」と語るGMとPLはいてもいいが、シナリオは、本来、GMが創作する「物語」であってシステムが担保するものではない別物だ。その「物語 = シナリオ」の創作を補助するシステムがあるならいいが、本作には現在のところない。

*2 *1と同じ。“障害”は“障害”であって「物語」ではない。ダンジョンハックなら多彩な部屋やイベントがあって当然ではある。かりにそれを「物語」と説明し、似た物を探す場合、『DARK SOULS TRPG』に近い物はビデオゲームの『ウィザードリィ』かな。

『ソード・オラトリア』 第6話 「討伐と逃亡」
http://danmachi.com/
ベルくんつかまらない。
レヴィスに敗北し、より強さを求めて邁進するアイズ。
階層主を単身で撃退。レベルアップ。
一方、ロキを筆頭にフィン、リヴェリア、ガレスは食人花をふくめ、
発生している奇妙な出来事を相談し……。
「ベルへの膝枕」「ベルの手甲を拾う」……は1期の展開の補完。
以前いったように、展開の「つじつまあわせ」に窮屈さを感覚する。
まあ、膝枕の一件でアイズたんに「ぶひぶひ」できたからいいか。
一体どういう事態が発生しているのか?
その疑問は視聴者もフィンたちも一緒。たとえば、リヴェリアが驚愕する、
今回の階層主の武器――本来は所持していないはずの骨の剣は、
今後の伏線なんでしょう。ただ、では食人花と階層主の武器がどうつながるのか?
わからんのですよ。謎の見せ方は正直ヘタ。引きが弱いな。
もっとも、その一端を知るフェルズが登場して、説明してくれそうですから、
来週はもう少しだけハッキリするかな?

■2017/5/20/Saturday
 『メッセージ』――。

 硬質で抑制のきいた作品。テッド・チャンの原作自体短編ですけど、
 映画は間接接触を排し、ヘプタポッドの宇宙船を、
 直接、地球上に来訪させスケールを飛躍的にアップしている。
 言語解読と、一種時間SFの要素は原作と一緒。“対話”を現在の世界の問題に、
 照らし合せる脚色に嫌味なし。案外、政治的・社会的メッセージが多い。

『Re:CREATORS』 第7話 「世界の小さな終末」
http://recreators.tv/
後番組をふくめ最近やたらと舞台に登場する荒川区と河川敷。
その荒川河川敷で複数の被造物が争いを始める。
政府は不発弾処理を名目に現場を封鎖し……。
「展開が遅い」っていうのは納得。
ただ、バトルシーンもガッツリ視聴させてくれないんだよな。
衝突、対決、逃走、引き分けの繰り返し。その展開に「またかよ」と思う。
軍服の姫君 = アルタイルは「悠久大戦メガロスフィア」の二次創作キャラクター。
そう中乃鐘が発見し説明。一方、まみかは颯太自身に接触し、
アルタイルの正体をたずねる。
おそらく軍服の姫君の設定を創造したのは颯太。シマザキが絵を付け、
その過程でトラウマが発生したんだろう。意外とネタばらしは早い。
ただ、もしこの作品が1期の折り返しでドンデンがえしをするなら、
颯太や松原すら――被造物も創造主も、ある物語のキャラクターであった
――つまりは『Re:CREATORS』の物語が存在した……ってすると思うけれど、
どうなんだろ?

『エロマンガ先生』 第7話 「妹と世界で一番面白い小説」
http://eromanga-sensei.com/
よしムラマサ先生のヒモになって“いろいろ”と世話になろうぜ!
1450万部参加、千寿ムラマサと出版権利を賭け、
「ラノべ天下一武道会」で勝負することになった正宗。
だが、短編が苦手な正宗は、エルフたちの協力を得て作品を推敲していく。
ただ、そのムラマサが、正宗の自宅を訪れ衝撃の告白を行い……。
作家と読者の不公平や、ムラマサの作品への想いと、
ムラマサ先輩の「心情」はよくまとまっている。
ムラマサは自身だけの作家として正宗を独占し、
契約を行い「専属作家」になるようにすすめる。
だが、正宗は、もう紗霧の「専属作家」。
その心情を部屋を出て告白しにきた紗霧の心情もわかる。
ただ、これ1話で消化するのはもったいないよな。
また、1話で消化したゆえ印象がうすい。いや、今後どうなるかはわからないが、
ムラマサ先輩は正宗をめぐる恋愛競争から脱落しますし。
「俺妹」同様、完結までやるんならば、そんなあせることはないと思うけれど。
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