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2017年05月16日16:31

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トランプ大統領のロシアへの機密情報漏洩が何故それ程問題なのか?

今朝からテレビで繰り返し報道されているトランプ大統領の機密漏洩問題。発端はワシントン・ポスト紙の報道です。これが事実ならアメリカの情報収集能力にヒビが入り、まず海外の情報提供者の命を、さらにはアメリカ国民の生命財産を危険にさらす可能性も指摘される大問題です。問題の記事の要点を訳してみました。
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WP紙が某政府高官から得た情報によれば、先週トランプ大統領は、FBIのComey長官を唐突に更迭した翌日にロシアのラブロフ外相と駐米大使をホワイトハウスの大統領執務室に招き、ISISに関する重要機密情報を漏らした。

その機密とは、ISISがラップトップPCに爆薬を仕掛けて旅客機を爆破するというテロ計画の詳細である。


この情報漏洩がなぜ危険かと言うと、この情報はISIS内部でも秘密にされ、それをISISの内部に接近できるアメリカの情婦提供者が極秘情報として連絡してきたもので、情報共有協定を結ぶイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド以外の同盟国にはまだ知らされていない。この機密情報にはISISのある地名が入っており、ここから情婦提供者が割り出されて命を狙われる恐れがある。

更に、アメリカ政府がこの種の機密情報をロシアに漏らしたということは、海外に展開する情報提供者たちの信頼を大きくそこねるのは避けられず、その結果アメリカの情報収集能力を著しく低下させることが危惧されるからだ。

同席していた政府高官は、危機を回避するため、いち早くこの事実をCIAとNSA(国家安全保障局)へ電話で警告したと言われるのも当然の措置である。

前日にトランプ大統領がFBI長官を更迭したのは、自身の選挙戦にからんで大統領がロシア側と秘密に工作協議をしていたという疑惑の調査にFBI長官が深く係わっていたのが理由だと取りざたされている最中に、あろうことかロシア側に機密情報を伝えたとしたら、問題の大きさが判るだろう。

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