主演 エマ・ワトソン
オリジナルはディズニーの同名アニメーション作品。
それを実写化したものです。
昨年公開された実写版「シンデレラ」が良かったので、期待していました。
基本的なストーリーはアニメーション作品とほぼ同じですが、「差別」や「偏見」をテーマに盛り込んでいるところが現代的。
作中で、村人達が主人公のベルを「変わってる」と陰口を叩いていました。
中世フランスでは、本を読むのは男性のものであって、女性は家庭の事だけができたら良いという風潮でした。
昔の絵画に「読書をする女性」が描かれているものがありますが、それは一部の富裕層だけ。
一般の庶民は自分の名前も書けない人もいた時代です。
そういう歴史的な背景を取り入れているところが面白い。
ベルが城の図書室に並ぶ本を見て感激するのも、とてもよくわかります。
読書好きなベルが、野獣との心の距離をグッと近づけたポイントのひとつですね。
他にも、ゲイと思われるキャラクターを登場させるところもテーマを強調させていました。
見ていて、ちょっとクドい気もします。
「恋愛」だけでなく、「家族愛」も強調していたところも良いです。
ベルが魔法の力を借りて、両親が過去に暮らしていた部屋へ訪れて、過去に起こった真実を知るシーンで涙腺が緩んでしまった…。
アニメーション作品を見ていてストーリーや結末は知っているはずのに、なぜか目が離せない。
吹き替え版で見ましたが、これは字幕版も見たいですね。
面白かったw
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