2016年2月10日の「小噺0033 裏側は?」で書きましたが、月の公転周期(自転も)は27.3日です。でも満ち欠けは29.5日周期。これは、月が地球を1周する27.3日の間に地球も少し動くから。難しいことは省きますが、要するに地球から見て月は29.5日周期でその姿を変えるってことです。だから太陰暦の1ヵ月は29.5日なんです。12ヵ月で354日。私たちが使っている太陽暦より11日も短く、実用的ではありません。
太陽暦では地球の公転周期を基にしていますよね。それは平均365.2422日。365日よりもちょっと長いんです。4年で約1日(正確には0.9688日)。このため、4年に1度366日にしています。これが閏年(うるうどし)なんですね。それでも狂います。だから閏年は25回(100年)ごとにキャンセルされます。それでも狂うので、100回(400年)ごとにキャンセルされなくしています。ややこし!ま、ボクたちにはほとんど縁がない調整ですけどね。
ところで、先ほど「平均」と書いたのは、正確に365.2422日ではなく、地球はフラフラ太陽の周りを回っていて、速くなったり遅くなったりするからです。いずれにせよ、時々調整しなければなりません。だから何年かに一度「閏秒」が話題になるんですね。極めて正確な原子時計で狂いを見つけて調整しているんです。
ま、生活する上では全く支障がなく、ドーデモイイことですけど。
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