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2017年04月04日17:02

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『第31回高崎映画祭』レポ(7)

 
【最優秀新進女優賞】 は、「湯を沸かすほどの熱い愛」 の杉咲 花ちゃん。
黒ニットのノースリーブのセーターに、黒地に柄の入ったロングスカート姿。

この2月、3月で、4つの映画賞・映画祭(ヨコハマ,キネ旬,おおさか,高崎)の表彰式・授賞式に参加することが出来ましたが、花ちゃんはその全てで受賞。
すごいなぁ。
嬉しいなぁ。

「はじめまして、杉咲花です。 『湯を沸かすほどの熱い愛』 は、携わってくれた全ての人がお互いを愛し合って完成させた作品です。 この映画を、お客様も愛してくれて。 今日は、妹の蒼が受賞したのが、自分のことより嬉しいです。 蒼との出会いは、かけがえのないものでした」


次は昨年、第30回を迎えたのを記念して新設された 【ホリゾント賞】 です。
” 野心的かつ革新的作家性を備え、日本映画界の未来を照らすであろう映画人 ” に贈られる賞なのだそう。

1人目は、「この世界の片隅に」 の、のんさん。
ブルーの長袖ワンピがよく似合っており、清楚で可愛いです。

「心から嬉しく思います。 この映画は、たくさんの誠実な人たちの愛情が集まって出来た映画です。 キャスト、スタッフ、クラウドファンディングで支援してくれた人たち・・・・。 映画を観て下さった皆さんが、SNSなどでたくさん宣伝して下さって、私自身感動しています。 なので、” 負けないように自分もPRしなきゃ ” と奮起させられ、宣伝しようとしてきました。 この映画は、皆さんの中でも、私の中でも、ずっと大切な映画として残っていくと感じています。
 あ、それから、服につけてもらっているコサージュのチューリップが、とてもいい香りで、ずっといい気分にさせてもらってます」


2人目は、同じく 「この世界の片隅に」 の片渕須直監督。

「(受賞者席の方をちらと見て) 杉咲花ちゃんと伊東蒼ちゃんが、さっき控室で手をつないでいるのを見て、『この世界の片隅に』 のすずさんと妹のように思え、微笑ましく眺めていました。 たくさんの方々のお陰で、この映画は出来ました。 これからも、そういう人たちを信じて、映画を作っていこうと思います。 本日は、どうもありがとうございました」


【最優秀助演男優賞】 は、女性客のお目当て、「団地」 の斎藤工さんです。

右の袖から登場されると、あちこちから歓声が上がります。
トロフィーを授与された後、サプライズで 「団地」 の阪本順治監督が花束を持って左袖から出てこられます。
やばいよ、といった感じでやや茫然と斎藤さんは、監督から花束を受け取ります。 スピーチが飛びかけたのかもしれません。

「皆さん、” 五分刈りです ”(笑)(「団地」の役のセリフ)。 とぼけた異星人を演じさせていただきました。 人間じゃない役で賞をいただくのは初めてで、それも自分らしいなと思っています。 私は、阪本監督・藤山直美さん主演の 『顔』 という作品に刺激を受け、映画の世界に身を置くようになりましたので、今回 『団地』 でこういう賞をもらい、感慨深いものがあります。
 以前から、日本映画のかゆいところに手が届くようなこの高崎映画祭に、一映画ファンとして感服しておりました。 その映画祭で賞をいただき、大変うれしく思います。 最後に、同じ助演で受賞されたりりィさんは、私の憧れの存在でした。 リリィさんにしか出せない色があり、唯一無二の存在でした。 同時受賞でき、とても光栄です。 ご冥福をお祈りいたします」

阪本監督からも、ひと言いただきます。
「斎藤くんには言いにくいんだけど、今日は、のんちゃんに会えるということで来ました(笑)。 斎藤くんは 『シネマ・バード』 で上映活動など行っていて、感心しています。 『団地』 で彼を起用した理由ですけど、” 抱かれたい男 ナンバーワン ” なので、一度抱かれてみようかな、と(笑)。 残念ながら、僕の受賞はなくて。 でも、斎藤くんが受賞したということは、僕が受賞したのと同じですよね(拍手)」

 
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