■ 本田選手の存在感が試合の流れを変えた!
前後半で日本のチームが4点取ったタイ戦、日本チームが2点取った前半から、思っていた以上に頑張ったタイの選手達の攻勢にさらされて、あわてて対応していた日本チーム。どっちが勝っているのか分からないくらい、どうにもタイの攻勢が止められません。
後半になってもタイの攻める時間が終わりません。監督やキャプテンの指示にもミスしたり、浮き足立った防戦は続いていました。どうして日本チームは落ち着かないのか。本田選手が入って雰囲気ががらりと変わり、日本チームが枠へ向かってボールを蹴る時間ができて、3点目を取ってやっと落ち着きました。
本田選手は所属のACミランで出場機会がなく、試合でパフォーマンスを高めることができていないと噂されていました。今年は海外組みと言われる岡崎選手、本田選手などのベテラン日本人選手の、所属チームでの出場が難しい状況が伝えられていました。
逆に若手の海外組みの活躍が報道されて、点も取るけどゲームを作る選手として注目されて、好調をキープして日本チームへの合流を果たしました。ベテランの海外移籍組みのピークが過ぎてきていると言われ始めています。いわゆる新陳代謝が始まろうとしているのでしょう。
でもタイ戦を見ていると、あの前半から後半にかけて、落ち着きを取り戻せない日本チームを見ると、上のレベルでこのチームは戦えるのか不安になりました。ウオーミングアップしている本田選手を投入すればいいのに、きっと日本チームが変わると直感していました。
彼が入った直後から日本チームはボールをキープしてまわせるようになりました。まだ、前と後ろが間延びしている後遺症は見られましたが、本田選手が日本チームのためを作って、一息入れられるようになって、成り行きの攻めでなく、枠に入れる攻めを見せるようになりました。
点数を取った選手も凄い働きをしたと思うけど、本田選手は点を取れなかったけど、その存在感は明らかに日本チームを変えました。タイ戦のMVPと言っていいくらいです。AC ミランでどういう状況だろうと、日本チームの監督は、試合の入りからチームを安定させて先制点を与え不利にならないために、彼をスターティングメンバーとして使うべきです。
試合でのスタミナに不安があるなら、後半に入って交代させるメンバーとして予定しておいて、彼には全力で行けるところまで行ってくれと伝えておけば、自分の存在をアピールするのとチームのために頑張るでしょう。彼はワールドカップへの試合の中で、自信とパフォーマンスを証明すべきでしょう。
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