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2017年03月29日09:20

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WBC は以後も開催されるのかな!

■ WBC は以後も開催されるのかな!

アメリカのベースボールリーグが主催者のWBCは、一流のメジャーリーガーが参加した開催国の優勝で幕を閉じました。世界のベースボールの普及を目的の1つに掲げていますが、ベースボールの盛んな地域の国別対抗戦は、開催国の盛り上がりに欠けると、次回のWBC開催を危ぶむ声も聞かれます。

参加国への報奨金、選手へのケガへの保証など、ビジネス的にも難しい状況だし、選手の健康管理という意味でも、北半球の国内リーグの開幕直前という開催時期で、各国のリーグのトップ選手達に無理をさせていないかという懸念がささやかれていました。

オフシーズンのトレーニングのペースを早めて、WBCの試合に間に合わせている感が否めません。開催年は選手の休養や体の手入れの期間を短縮して、予選や本戦の試合に臨み、大会終了と同時に国内リーグのシーズンが始まるので、じっくり体を作って、練習試合で実戦感覚と精度を上げて行くという手法が取れません。

熱を入れている日本や台湾や韓国は良いクライアントかもしれませんが、主催者としては肝心のベースボール発祥の地である、国内での盛り上がりに欠ければ、ペーパービューとか、衛星放送やCATVの放映権収入にも継続して大会を開催する旨味が無いんでしょう。

ベースボール普及のためという大義名分だけじゃ美味しくないですからね。しかし、日本チームは何ゆえWBCで負けたのか、それは日本の大砲クラスが飛ばすパワーはあっても、ムービングボール、ムービングファーストボールにバットの芯を当てられなかったからです。

日本のクリーンナップは、バットコントロールの上手い坂本以外のバッターが、所属チームでクローザーを担う、パワー系ピッチャーでありながら、チェンジアップやストレートなどによる奥行きの変化、縦横の変化のボールをコントロールして動かせる、一流投手の、小さく手元で動くボールに対応できていませんでした。しかも1試合で一流投手を半ダースも投入して来るのですから、より対応が難しくなります。

投手がメジャーリーガーやメジャーリーグへ選手を供給している国に通用することは、メジャーでの日本人投手の先発や中継ぎやクローザーとしての活躍で分かっていたことです。スモールベースボール、ヒットを繋げる野球に徹して、勝つ展開をもっと重視していたら、結果は違っていたかも。

もちろん日本チームは選ばれるメンバーも変わります。3番、4番、5番のホームランや長打を期待される大砲クラスの、バットを振り回して、メジャーリーガーの一流投手の、小さく動くボールに対応できないバッターは日本に置いて行きます。

決勝リーグに駒を進めた国の大リーガー相手に、パワーでも勝負しようという、ベースボールをしようと日本チームの首脳陣が思っていたとしか思えません。日本人の大砲を選んだところに、WBS の決勝リーグでの日本チームの勝ちの可能性は大幅に減少していたのです。

メジャーリーガーの一流投手の投げる、手元で小さく動くボールへの日常的な対戦による慣れ、対応能力の質の高さが、メジャーリーガーのバッターと日本チームの大砲クラスのバッターと、バットにボールをコンタクトさせるレベルが違っていたのだと思います。

もし次回の大会の開催があるなら、投手の育成や選抜も大事ですが、バッターのムービングボールへの対応の強化は取り組む必要があります。日本チームがパワーでも追い付き追い越したいのか、スモールベースボールに徹してでも勝ちたいのか。対応できる選手の選抜や強化など、首脳陣がWBC の予選や決勝の場をどう考えるかが課題ですね。

ところでWBC が終わった直後の日本の高校野球では、1試合での球数制限も、次の試合で投げられなくなる球数制限もありません。WBC の投手はプロでも球数制限すよ。高校野球は未来ある高校生がやっているんでしょ。何か考えさせられます。

高野連も大会を主催する会社も、延長線の完投や、翌日の試合の連投OK、翌日も試合する疲労困憊の投手の悲壮な姿をもう見たくありません。そろそろ高校生投手の未来を危うくするリスクを含んだ負担を軽減するルールをなんとかしたらどうかな。

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