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2017年03月29日00:01

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そこんじょそこらのレストランでちんたら弾いてる甘ったるい弦楽四重奏とおんなじやと思たら、大火傷しまっせ、お嬢さん・・・センチュリー・ジャズ・ナイト

つっぱり中年、荒井英治の面目躍如。

大阪 豊中市立文化芸術センター小ホール
センチュリー室内楽シリーズVol.2
センチュリー・ジャズナイト
ヴァイオリン:荒井英治、松浦奈々
ヴィオラ:丸山奏
チェロ:北口大輔

荒井さん曰く「まあ、モルゴーアでやった曲も持ってきてますが、若い人たちとやったらどうなるか、楽しみです」。にこにこ笑顔だけど、実際演奏に入ったら・・・

バリバリとんがってますやん!!お父さん!!

ぐすたふくん、仕事が結局終わらなくって、遅刻。7時半を回って着いたときには、前半の最後の曲。スローでメローなジャズナンバー、モニターで聴きながら休憩を待ちます。まあ、そん時は、ま、こんな感じね、予想の範囲内。でも、こんなのずっと続けても飽きるよな、などと思っていたことを

・・・・正直告白しておいて・・・・

懺悔します・・・・荒井さん、御見それいたしやした。

後半聴いた曲は
1曲目 原子心母(エレジー) [ピンクフロイド=荒井英治編]
2曲目 セロニアス・モンク・メドレー [荒井英治編]
3曲目 Spider Dreams/Marwa in the Pines [デイビッド・バラクリシュナン(タートル・アイランド・カルテット)]
4曲目 トリロジー [エマーソン・レイク=荒井英治編]
アンコール チュニジアの夜 [エラ・フィッツジェラルド=三村 総撤編]

前半が40分弱で終わったのに比べれば、ずっと長くって、アンコールを含めて1時間弱。これが、プログラムが進めば進むほどどんどんヒートアップ。3曲目からは、もうイケイケです。

しかしまあ、4人が超絶上手い!!その各人が、互いに火花を散らしながら、がんがん攻めまくるそのプレイには、正直圧倒されます。松浦さんが、こんなにホットでロックな人だとは思わなったなあ。丸山さんも涼しい顔でキレキレのプレイをぶつけてくるし、その二人に挟まれて北口さんが渋いインタープレーを見せるのもなかなか。

このなかでも3曲目は、本家タートル・アイランド・カルテットを凌駕するんじゃないか、血管切れるんじゃないか、弦はじけ飛ぶんじゃないか、弓の毛全部ぶちぎれるんじゃないか、というほどの白熱の爆演。Two cellosの弾くマイケル・ジャクソンなんか目じゃねえぜ、って感じであります。

これでも大概ぶったまげたのだが、それに続いたエマーソン・レイク・アンド・パーマーのカバーが、またすごい。この曲で対向に場所を変えた荒井さんと松浦さんが、ぶっちぶっちにキレていて、弾いてるのがヴァイオリンなんだか、エレキなんだか、聴いてるうちにわけがわからなくなってきました。

最後は、ロックのラストよろしく、コーダの連打をバックに荒井さんがアドリブをぶちかまして、ジャン!終了!小ホールだったとはいえ、9割がた埋まった会場はやんややんやの大拍手。

ほんでもって、アンコールの「A Night in Tunisia」。「ホルンのそーてつさんが、僕らのためにアレンジしてくれました!!」との言葉とともに始まるこれも、キレてましたねえ。素晴らしいノリです。

この企画、いいです。絶対にいい!!クロノス・カルテットをライブで聴いたこともあるぐすたふくんが言います、クロノスより上手いです。二段ぐらい上手い!タートル・アイランドより熱い!モルゴーアより若い!!(すみません、怒らないでください)

このカルテット、名前つけましょうよ。募集しましょう。公募しましょう。センチュリーの名前は入れるとして、豊中だからワニをいれるとして、センチュリー・アリゲータ・カルテット、ダメですか?(だから、怒らないでくださいって・・・)

昔、大フィルがアロー・ジャズと一緒に3年ほどジャズの企画をやったんだけど、結局同じ曲、スタンダードナンバーの使いまわしになってしまって、マンネリ気味になって終わっちゃった。でも、今回のプログラム、スタンダードとは言い難い、濃い選曲でここまで聞かせるんだもん、行けますって、行ける!!絶対いける!!!

荒井さん、「第二弾、第三弾があるかどうかは、みなさんの盛り上げ次第!どうか、ツイッターなんかで盛り上げてください!」とおっしゃってましたが、私、ここでやりましたよ!次行きましょう、次、次!!楽しみにしてます。


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