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2017年03月26日23:08

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ブルックナー 交響曲第8番 クナッパーツブッシュ

最近、CDプレーヤーの調子が良くない。
特に、70分以上の長時間収録のCDだと
ほとんどの確率で、CDが読み込めないのだ。

ただし、60分以下のCDだと、ほぼ問題なく
読み込めるので、お気に入りのCDプレーヤーだけに
買い換えるのは躊躇してしまう。

そこで、外付けのディスクドライブを買ってきて
ノートPC(ディスクドライブ無し)にUSB接続して
長時間収録のCDのみ、PC経由で聴くことにした。
こんな変な状態がいつまで続くのかわからないが。

最近、クナッパーツブッシュのCDをまとめ買いした。
Memoriesのハイドン集、ベートーヴェン(2組)、ブルックナー集。
Andromedaのベートーヴェン集、ブルックナー集。

20枚以上も買ったのは、安かったせいなのもある。
(いずれも、いわゆる激安ボックス)

その中で、まっ先に聴いたのがMemoriesのブルックナー集に入っている
ミュンヘンフィルとの第8交響曲である。
(1963年1月24日、ミュンヘン)

有名なスタジオ録音(ウェストミンスター原盤)と同じ時期の
ライヴ録音である。

スタジオ録音のほうは、デッドな録音のせいか、ゴツゴツした
印象が強いが
ライヴは残響豊かで、モノラルながら、実に良い響きである。

演奏はものすごい!

第1楽章からオケの響きの美しさ、、心のこもった表情付けに
惹きつけられるが、
第3楽章は、スタジオ録音を遥かに超える、圧倒的な名演だ。
深い瞑想や、クライマックスのスケールの大きさ。
そして最後の名残惜しさ。
フィナーレの展開部のクライマックス直前のルフトパウゼの
効果も絶大で、大きな感動を味わった。

フィナーレの終結は、スタジオ録音では
「ミッ、レッ、ドッ!」と、音を1つずつ切るとともに
大きな間を空けて、大きな効果を挙げていたが
(これは本当に名解釈だと思う)
このライヴでは、音は1つずつ切るのだが
そんなに大きな間は開けていない。
ここらへんは、どうするか、
その時の気分で決めていなのだろうか?

この演奏が入っているMemoriesのボックスセットであるが
5番のみスタジオ録音だし、4、7、9番は録音が良くない。
あまりまとまりのないボックスだ。
8番が超名演だけに、残念な内容だった。



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