mixiユーザー(id:366862)

2017年03月15日15:20

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今年は大分一般化した内服薬のおかげで

多少は快適な気がしている花粉症事情なのですが

この
対花粉用の内服薬という奴は
鼻にはめっぽう利くけど、もしかして目にはあまり効果が……?
目は……やられているんだよ……
同じ粘膜だろうに不思議なもんです。


土曜日はウォーハンマー、悪太郎氏GM。うわあサークルWHの方まで汚物軍団がレギュラー化し始めたの巻。
日曜日はBoA3、悪太郎氏GM。竜殺しの英雄がやる気の無い矢を撃つ瞬間を挿絵にしたレポートをだねの巻。


シャリアの司祭を目指して入信者をやるうちのPCですが
このたび師匠から神殿の仕事をいただきました。
おお、構成員っぽい。


なんでもタラベックランドに向かう物資輸送隊が行方不明というか
(通信手段に乏しい時代背景なので半ば仕方なく)ひと月ほど連絡が取れないそうで、

その中にシャリアの入信者である貴族の娘さんが含まれており、
探しに行かないといけないとか。


少しばかり地域のことを調べてみると、
普段北方から攻め込んでくる混沌の勢力以外に
東側からやはり人外の勢力が流入しているらしく、
この勢力が合流して人を襲う被害が起きているとか。

オーソドックスなところで、北から腐敗の王・東から吸血鬼、ということになると
こいつらは仲が悪いので合流してるってのは考えにくく、
どういう連中が集まってるのかなと不思議なところですが、
とりあえず準備して出発。久しぶりに保存食の心配などしながら。


馬車を借りだして進むうち、
何度か見慣れた腐敗の王・ナーグルのディーモン、
触るとマヒするでかい触手ナメクジが道を横切ったと思しいキラキラした痕が残っており、

やはり連中この辺にいるのか、犠牲者がこっちに追い込まれてたりすると厄介だと
その足跡を追うと、
なんか古代遺跡に到着します。

ネフェキーラ(エジプトっぽいところ)の将軍が大昔に長々旅してきてここに骨をうずめてしまったという塚のようなのですが
腐敗の王の使徒たちが「汚して」いったらしく
内部は汚物に塗れています。

探索をただ続けるのも危険かと、第六感の異能で悟ったPCもおり、
周囲の探索を優先すると、
人間と思しい足跡がそこから逃げ出したような形で残っている。

これを追ってみると、
野良の死霊術師(の卵)だという少年がコテージを張り、
避難所というか拠点として暮らしております。
ネフェキーラの死霊術は大変な技術だからね。研究していたんでしょう。
ちょっと前の私なら死霊術っつうとカチンときもしただろうけど、今それどころじゃないからなぁ。
もう少し早く会えば喧嘩もできたかもしれませんが、
ゴレンジャイのようなグダグダな侵入の仕方で彼と会話できる席を設け、
この界隈の混沌の勢力の暴れっぷりを聞くことができます。

最近ナーグルの勢力がこうしてうろついている。
馬車が道の真ん中で残骸になっているのを見た。破壊痕がひどく、「腐敗の王」の仕業にしちゃ汚くないし乱暴すぎる。
等々の情報をいただき、
いよいよ装束不明の物資輸送隊の生存が絶望的になってきたかな……
というところではあります。

が、とにかくそこを見なけりゃ始まらない。
一縷の望みをかけて向かった現場は、
細い道をふさぐように、
破壊された馬車と人の死体を高く積み上げたモニュメントというかバリケードが……

あ、
これ通る馬車の足止めて、次の犠牲者を作ってどんどん積むやつだ。


危険を感じて徒歩で近づき、案の定待ち構えてる連中を(ナーグルの教導師に見える)、
都合戦力3人(うち0.7人はペットのオオトカゲ、0.3は非戦闘要員の弾避けPC)で一気に勝負を……
えっ黒蓮の毒……!?(追加ダメージ4点の毒)
危ない死ぬ死ぬ!

制圧したこいつらの曰くでは、
女を一人儀式に用いているとのこと。
となると、輸送隊の女性だけは生きているかも……


ただ、気になるのはこいつらの所属。
言っていることでは、
どうやら腐敗の王ナーグルではなく、
高みを目指すものトールマンに鞍替えした上昇志向勢のようです。
ナーグルに限らず、血と破壊の王コーンの使徒も合流しているようで、
なるほど、意識の高い連中がみんなでキャリアアップを狙ってトールマンのところに集まったんだな。



使い魔等を用いて行き先の駐屯村をのぞいてみると、

物資を受け取るはずだった村人や帰還兵はおらず、
完全に混沌の勢力に占拠され、布陣を敷かれている。

さ、三人で挑むところじゃねえ……。


その中央に祭壇があり、
捉えられた女性は、ああ……
ナーグルとコーン両方の形質を無節操にマーブルした邪悪な神官だか戦士によって
「混沌のチャンピオンを生み出す借り腹にされる」ための
宗教的な儀式のさなかであり……。


きつい展開ですが、
どうもこの儀式相当時間がかかるらしく、
命を助ける分にはまだ余裕がありそうですが……。


さて、
トールマンというとPCたちにも幾度も因縁があり、
目をかけられ、いずれ勢力下の英雄になってもらうべしと一方的に思われている者もいます。

潜入して彼らの話を聞いてみると、
どうもその「未来のチャンピオン」が現れ、殺し合いの末にここにいる誰かが「一番強くなる」のを心待ちにしてるんだかなんだか。


もとより、
こうして「人間の貴族の娘」にひどい仕打ちをし、
戦争の火種にしてやろうという腹積もりのようでもあり。

ああ、こんな連中まともに相手にしていられません!

未来の混沌英雄であるハーフリングさんがおとりを買って出てくれるもので、
彼女に目を奪われている隙に、女性を助けてさっさとずらかろうという戦法を採るのですが、

英雄「ドベッ(崖から落ちながら登場、ダメージ)」
GM「さて、彼等は彼ら道士で高みを目指すため、混沌の英雄を迎えるために、彼ら道士で殺し合いを始めています」
英雄「ええ何それ……ええと、おい!高みを目指すなら私についてこい!」
敵高弟「(一人は迷った末ついていき、一人はびくともしない)」
他PC「高みを目指されるならついて行かれないと」
敵高弟・不動「あの方はついてこいとおっしゃられました。必ずや高みにたどり着き私のもとにお戻りくださいます、最高たるために。その精神にこそついていくのです」
他PC「いや物理的について来いって言ったんですよほら」
英雄「ついてこいよおお!」
GM「戦場の流れ矢やあなたの存在に気付いた敵兵があなたを狙わないかチェックしますね。……当たった」
英雄「またそんなんですか……!!だあああHPゼロ!……このゲーHPゼロは戦闘不能じゃない危ない!」
GM「おおー。じゃあ毒の耐性判定してね」
英雄「ちょっとおおお!……成功した!ダメージなs」
GM「お見事、じゃあ5点のダメージ」
英雄「ええええさっきの毒と違う」
GM「違います」
英雄「頭に矢が刺さって……足が破裂した……(ダメージ部位の状態)」
GM「毎ターン20%の確率で死ぬ奴ですね」

次ラウンド
英雄「……あああダメだ死にました」
敵高弟・追従「追いついた……英雄殿……!?……死んでる……!!」

そうこうしているうちに敵の大神官が殺戮から帰ってきてしてしまいますが、
彼の曰くでは、いずれにしろこの娘は返すつもりだったと(そのほうが恨みが長く強く溜まって、人との戦争を根深くできると踏んでいる)。
かように混乱した場所でなく、
いずれPCたちとは高みを目指す場でまた会うだろうと、今回は見逃してくれます(こいつ倒したり戦場で20体以上敵倒してたら運命点貰えてたとかなんとか)。
ありがたいありがたい。



しかし、
殺戮の宴が続いていることに変わりはなく、
たいへん危ないので、
娘さんと(運命点を消費した)未来の混沌英雄を抱えてダッシュで首都に戻ります。


彼女の状態とPCの報告に、
シャリア神殿の司祭は、戦争へ向かうきな臭さに少しばかり頭をお抱えになりますが、
それ以上にPCにお叱り。

えっなになんですか。

聞いてみれば、その地で亡くなった他の人の亡骸は持って帰ってこなかったのかと。

い、いつ後ろから殺戮の嵐がぶっこんできて
せっかく助けた娘さんを死なせるかわからんところで
「その地で亡くなった他の人の遺体回収」って……

シャリア神殿は、死んだ人への義理は悲しむことだけですが、「傷ついた遺族の心」は「癒す」対象に入るらしく、
それをみすみす、見捨てたことになるということだそうで……

んん、輸送隊どころかそれ、占拠された村の人もそうなのでは?
など、
他人の命がかかったところでの無茶を要求された気もしたのでちょっと引っかかりましたが
考えてみりゃ宗教者が追う理想行動への禅問答だよねこれ。
「それができないシャリア神官は苦しんで死ね」って意味ではないと信じよう。そうとしか聞こえんかったが一流の被害妄想だ。


ともかく、
敵勢力が去った後の追加調査と遺体回収作業はその後別途。
所作としては最初からこのつもりというか
最早状況がアレじゃ先行偵察隊のつもりでいたのだけどそれがイカンかったんかね。

いわゆる「偵察後に通る本隊」として魔狩人さんやシャリア神殿勢が各種「消毒」をして回る中
「敵がいなくなったので安全に遺体を回収」する作業はもちろん、本体の案内役ができる我々の追加のお仕事。
最初からひと月級の経過時間のある遺体なので、3〜4日差で大きく変わるということもなし。
「自分たち以外危険にさらされる人数をできるだけ抑えて、遺体回収から地域の浄化まで」を終わらせる仕事ができたと思うんだけど
重複依頼でポケットマネーが痛むのがつらかったのかね。
……いや、別に我々それ受け取ってないもんな。ああ、アタシはともかくほかのPCにはアタシから払っとかなきゃあなあ。
金要るんだけどなあ……。まあいいやな。
司祭職を目指そうって人がこんなに言い訳がましくていいわけはないやね。
もっと胸張っていこう胸。

お嬢さんはシャリア神殿で精神をいやされ無事復帰。
親御さんに今回のことがどう説明されたか……は、どうやら我々の手を離れたことになるようです。



GM曰く、
あまり情報が出ないまま突撃しちゃった部分もあり、
それでいて成果は出ているので、
混沌の勢力もPCたちも三方一両損的にみんな損する結果になっているそうなのですが、
とりわけPCは何を損したかの情報すら出ていないので平和だとのこと。
なんだろう、何を失ったんだろう。
とりあえず混沌英雄はトールマンからの加護を失って指が28本に増えたり(切り落とせば普通に戻る不思議な褒章。アタシのウツボとは違うなあ!)
シャリア入信者は戦場でおとり二号をやろうと思って敵を煽ったので「傷つけあうことを奨励した」扱いで不興点を買ったり。
といったことは確かに起きたけど……。




しかして、
殺戮の宴といえばBoA。
こちらは


この曲がモチーフだったそうですが
NPCヒロインがテトさんで
PCが「まぶしい人」……
それ既存のPCつかってないでまぶしい女の子作るべきだったのでは!

まあモチーフはモチーフ……というかせいぜい「発想のタネ」。
キャラのメンタリティから設定からだいぶ違うようなのでそのままにはどうしたってならないでしょうけども。



魔術学校の、とある落第生をめぐるお話。

赤毛の彼女は、
テストは全誤答、レポートは提出しない、と問題児で、
PCはそんな彼女と組んでグループレポートの提出を義務付けられますが、
彼女は何をどうしてもやる気を沸かさず、難儀します。

そんな彼女を捕らえようとする魔術師が一人。
PCの盗賊に、まずはそれを依頼します。「生きてさえいればどんな状態でもいい」なんてきな臭い条件で。

彼女の実家の父親は頭を悩ませています。
「自分の夢が予知だ」と信じる彼の母……つまり、ヒロインの祖母が、
「五日後にこの家に来るモノから、何かを守れ」という依頼を傭兵に出したがっているというのですが、
半ばボケちゃったんじゃないのという老婆の戯言に私財を消費する気にはなりません。
ただでさえ、彼の商才のなさゆえに傾きかけている家なのです。
しかしそれでも、きかない母に合わせるべく、「彼女の言うほどの報酬は出せないが、老人に五日付き合って小遣いを稼げる」くらいの依頼を出せる相手に、PCを求めます。
さて、守らねばならないもの。親元を離れて一人で暮らしているお孫さんなど、最右翼ではありますが……



というわけでこの娘さんのもとにPC皆集中はするんですが、
守るにしても、「五日後この家に〜」という予言から、学校内にいる限り何から守るのか今のところ情報はなく、
攫うにしても、意図目的がきな臭いので、裏とりの情報収集含めて本人と面会、みたいなことをする必要もあり、

不審なオッサン二人が少女の周りに群がってくるという事案から友達PCが彼女を守るみたいな構図になります。

これはな、「防犯ブザーの印」という魔神先生に渡された闇の力のかけらでな……。覚悟しろよお前ら……。



そうして調べるうちに出てきた情報は、
彼女がいかに闇に近しい生い立ちをしていたかというもの。

・母親は強力な元力使い。
・とある中級魔神を滅ぼした際、「お前の子供として生まれ変わってやる」という呪いを受けた
・これを克服するため、より強い「子供に対する伝説」を持つ火刑を探す
・父親の家系は、「本当に予知の力を持っている」。
・難題も前の大昔に、魔神とも呼べないような“強力な何か”に親切にしてやった関係で、以後子孫に至るまで、夢で未来を占う力を授かった。
・父親はこれを眉唾だと思っているし、余地の力を信じることを早々に辞めてしまったわりに、”うちになぜかある商才”が自分にもあると信じていたので身を持ち崩しつつある
・この「強力な何か」に与えられた加護は、高々中級の魔神がかけた子供への因果よりはるかに強力
・なので、「強力な方に上書きすることができる」。
・試みは成功し、「魔神として生まれてくるはずだった」、「余地の加護を受けた子供」として娘は生まれ、無事人間として育った
・だが、呪いの処理を組織に委ねず(多分殺される)、血族を無許可で外に設けた彼女は裏切り者として追われることになる
・母親と娘は家を出奔し、娘を「見えない学校」に預けて、母親は何処かで一人惨殺されてしまう。
・その母親の最後を、娘は知っている。「夢で見る」のだ。元力がいかに優れていても、無意味な殺し方。おそらく、「元力無効を持った同種元力使いによる刃物での斬殺」。
・それでも母から継いだ力を誇らないわけにいかなかったが、この学校、エフェクトスレクトスが一人通っていて、全元力が使えるとかいう才能しかない生き物であり、元力の資質では理論上追いつけない。
・夢の力は、彼女を「優等生に」過ごさせる正解を与えてしまう。テストなど、「勉強しなくても満点が取れてしまう」。
・プライドの高い彼女は、だから、「いい点を取らない」。そして、資質の差や母の最期の印象が強いあまり、「トップ以外はゼロと一緒」という絶望にとらわれ通しなのだ。
・それゆえ、頑なに「劣等生でいようとしている」。
・彼女を狙っているのは、彼女の母親を殺した元力使いの処刑人。
・元力使いの伝説に、「ある元力使いの元力を、別の人間に譲り渡すアイテム」というものがある。
・元力使いの命を奪って、その血を注ぎ込む杯の形をしている。これを飲み干すという血なまぐさい呪術をもって「力の譲渡」は成るのだが
・これを部分的に再現せしめた「処刑人」は、仕事の過程で得た情報である「予知する魔神娘」の力を、自分のものにできないかと考え、実行に移そうとしている。


というのがほぼ全容。

友人PCが彼女と親交をある程度深め、
盗賊PCが彼女に接触したその「痕」を追って、敵魔術師の使いのクレアータが、彼女をさらいに来る……
というのがクライマックスということになります。

そうして殺戮者を退けたのち、意識を失っている彼女に近づくと。
GM「この杯を使えば、彼女から夢と元力の力をなくせるよ」


少しばかり悩みましたが、


言ってしまえば。
この子は、
自分ではどうしようもないステージに立っている連中に、
全ての運命を背負わされてしまった子。
魔神に、血筋に。
母すら、「自分を置いて行ってしまった」。


頭の中の小夜子さん(男爵校長)が、
「だってあなた、勝手にそういうことされるの一番嫌うでしょう?」
と言ってきたので、

きっと、「周りの勝手」は今回ばかりは最もだめだと思い、
運命の除去はせず、見送りました。



単位はもらえました。
「人間の運命」を見てしまう彼女が、
「運命を持たない自然」を美しいと思う目線は文字通り天性のもので。
挿絵をいっぱい書いてもらって、にぎやかなレポートができたのでした。


…………

彼女に、
「何かに見られている気がする」呪いを与える悪魔の加護があったようなのですが、
実はその辺の関係がいまいち聞けてないというか理解できてない。
今度きいとこう。

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