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2017年03月01日17:05

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組みつけて調整して乗って評価しなくちゃ分からない!

■ 組みつけて調整して乗って評価しなくちゃ分からない!

テストライダーって、コンポーネントパーツが発売される寸前に試乗する特権があります。でもね、組み上げられたバイクに数時間乗ってコンポーネントパーツを評価しているわけです。

新型のコンポーネントパーツは、メーカー推奨の手順でフレームへ組み付けてみて、さらにパーツの性能を100%引き出すための調整をして、100km、1000kmと使い込んで行って、変速システム、ブレーキ、消耗個所などが、少しずつ分かるところがあります。

そして、最新のロードバイクになると、フレームの構造や規格が多様化しているので、コンポーネントパーツとフレームの設計や構造との親和性も重要なファクターになっています。これからのフレームのブレーキやエンドは多様な規格や構造になります。

油圧ディスクブレーキ、ケーブルで操作するメカニカルのディスクブレーキ、ノーマルキャリパー、ダイレクトマウントのキャリパー、油圧のキャリパーなど少なくとも5種類になりますし、タイヤの太さの問題やリムの幅の問題もあります。

フレームへの組み付けやすさはもちろんですが、使っている最中での調整のしやすさ、メンテナンスの簡単さなども、このフレームへの組み付け時に見えてきます。

普通に使って走っていて、インデックス変速のスムーズさや、ズレの出にくさや同調不良が起こったときに、解消する対応調整のしやすさも実用上は大事なことです。

そして、カンパニョーロやシマノが提唱しているチェーンのたすきがけ状態での使用をしないようにというインフォメーション、インナーギヤ×トップギヤや2段目のギヤ、アウターギヤ×ローギヤ、わざと斜めにドライブするチェーンの状態を作って走ってみて、実用上問題ないのか問題あるのか。

シマノの9100系デュラエースのメカニカルも、Di2 も、そういう極端なチェーンの斜めドライブを避けるように提唱されています。でも、レース中とかツーリング中にそういう設定って使わないのかな。

Di 2のリヤ変速は、デフォルト状態では、マニュアルで変速しても、インナーギヤ×トップギヤや2段目のギヤに、変速レバーを操作しても設定できないようになっています。それを裏技で解除して使ってみて、どうだったか、そういうことってテストライダーは評価していますかね。

ブレーキもスピードコントロールもストッピングパワーも、フレームの剛性も向上して、明らかに止まりやすくなっています。ただし、ブレーキのパフォーマンスに慣れないと、アクシデントの原因になる可能性もあります。かなり究極の利きになっていますからね。

例えグリップ力が高い25mmタイヤを採用と言えども、ストッピングパワーがタイヤのグリップ力を上回って、ホイールをロックしてスリップさせてしまう可能性も高いのです。パワーが増すだけではダメなんですね。ライダー側も順応して行く必要があります。

後ろホイールの11段スプロケットのシマノとスラムとカンパニョーロの互換性、ホントに問題なく使えるのかとか、変速システムやブレーキの性能のアップデートに対応して、安全に使いこなすアドバイスも雑誌のコメントに欲しいところですよね。

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