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2017年01月13日23:57

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ヒビノキ503(1月8日〜1月14日までの1週間/週前半)

1月8日〜1月14日までの1週間分の日記です。
基本的に日々の記録+エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は今週の日曜日〜水曜日までの週前半の日記です。
今週の木曜日〜土曜日の週後半の日記は来週の日曜日にアップします。

■2017/1/8/Sunday
 う〜ん……これは。
 ほんとに見たいものないなあ。

『エルドライブ』
http://eldlive.tv/
原作は『家庭教師ヒットマンREBORN!』の作者、
天野明が少年ジャンプ+で連載している漫画作品。
自分だけに聞こえる心の声に独り言が多く、変人あつかいされてしまう宙太。
ある日、ある時、宙太は星間犯罪を取り締まる宇宙警察エルドライブに遭遇。
スカウトされてしまう。
初回は宙太が自身の心の声の主、共生体ドルーの存在を認識。
最初の犯罪者(早乙女)を倒し、採用試験を突破するまで。
この古式ゆかしい、レトロスペースオペラみたいな設定に編集が許可を出す。
なおかつ自由にやれるのは、以前、版元に多大な収益をもたらした作者ゆえでしょう。
基本ベタベタのジャンプノリ。
内容も健全。朝夕放送でも問題なさそう。
結局のところ、放送が深夜になったのは、
前作(REBORN!)ほど収益の採算がとれず「枠帯価格を節約した……」
ってことなのかも。頻繁なカラーアップ演出以外は作画は良くも悪くもなく。
原作読者か、ジャンプノリが一致するヒトなら。

『チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜』
http://chronicle-anime.sega-net.com/
先週の『スクールガールストライカーズ』と感想は一緒。
原作はセガが展開するソーシャルカードバトルRPG。
黒の軍勢をひきい、世界滅亡をめざす黒の王に戦乱中のユグド。
連合軍と義勇軍ひきいるユーリは黒の王へ決戦を挑み敗北。
失意のユーリは1人で軍をはなれ……。
「もしプレイヤーサイドが敗北したらば」のif設定だということ。
劇場イベント上映が2月時点で完結するので、もう作品は完成しているはず。
初回の印象は、まあまあ。
黒の王に挑み、主人公(ユーリ)が敗走/出奔。
だがユーリは黒の軍勢に抵抗する少年アラムと出会い自身を取り戻す。
さすがはイベント上映にかけられるだけあって、よく動くし、作画良好。
演習の工夫も凝り凝り。
ただ、作品自体は、よくあるファンタジー。「スクスト」と一緒。
受け手の側へ回るゲームアニメは、突然、よくあるものへと変化する。
まあ、これはファンならば……かな?

『アイドル事変』
http://idoljihen.jp/anime/
バカアニメだけれどバカアニメのままで終了しそうな……。
原作はMAGES.が送るメディアミックス企画。
それぞれ都道府県の少女がアイドル議員をめざすぶっとんだ内容。
初回はメインキャラクター2人が議員に当選するまで。
ライブシーンはアイドル作品ですから注力してるし、
ダンスの演出やパーフォーマンス、CGも問題なし。
というか、そこ以外、見所がないな。
ただ、正直なところ、この背景世界でやるならば、
ある程度、現実の政治部分へ突っ込む必要があるよなあ。
理想の政策を彼女らが代弁することをふくめ――。
いまだとJKが田舎の応援でアイドル(議員)になっていく展開でしかない。
なら、いちいち政治の世界を引き合いに出す必要はないわけだ。
ただ、現実の政治部分へ突っ込めば、やたらとアニメ視聴者に多い、
右も左も引き寄せる。そのサジ加減をふくめ、いろいろ采配がむずかしいでしょうね。
まず、主流派の老害党を倒す目的で物語が回転するのかしら?

『リトルウィッチアカデミア』 第1話 「新たなるはじまり」
http://tv.littlewitchacademia.jp/
『キルラキル』に続くTRIGGERの最新作品。
幼少時代、シャイニィシャリオの魔法ショーを見たアッコは、
「ルーナノヴァ魔法学園」に入学。学園の個性的なクラスメイトと一緒に魔女をめざす。
基本、伝統/正統な魔法少女(魔女っ子)もの。
前身はクラウドファンディングで制作したTRIGGERのOVA + 劇場版アニメ。
日本よりもむしろ海外出資が活発であった作品。
そのため、テレビアニメの採算土台は国内より国外で、
ゆえ、そもそも放送局帯がすくないのかも。
テレビアニメの皮切は基本以前と一緒。
ただ、シャイニーロッドの出現法則がことなったり、色々と違う。
初回は始業式/入学式直前、アッコ、ロッテ、スーシィが、
コカトリスの住むマルクトゥルスの森に迷い込み脱出するまで。
こういうのでいいんだよ。正直、オレは「まどマギ」以来、
残酷/残虐な描写で糊塗し、王道から逃げる魔法少女作品に心底辟易しているので、
スタジオ特有の熱血と正統を期待してます。

■2017/1/9/Monday
 どの業界も先週と今週は「発会」ばっかり。
 我々は調査業務。発会が重要な情報収集の場所だとわかってるんですが、
 約1名(上司)が、業務以外で「純粋」に発会にいきたがるのをやめてくれますかね。
 もう仕事あるんすけど(笑)
 でも、そういうのも“仕事”なのかもなあ。
 ……と、最近は思う。

『ガヴリールドロップアウト』 第1話 「もう戻れないと知ったあの日」
http://gabdro.com/
パンツをみられた。もう終末のラッパを吹くしかない。
原作は電撃大王だいおうじで、うかみが連載する漫画作品。
天界で座学をおさめ、修行のために地上へと降り立つ天使ガヴリール。
だが、ガヴは人間の誘惑と娯楽に、あっというまに堕(駄)天使となって……。
いかにも監督(太田雅彦)らしいカラーの作品。
かなりの出オチ感が存在するのも事実ですけど、初回はおもしろかったです。
ガヴをはじめダメ天使と、基本、良い娘の悪魔。
その逆転の発想はよくあるものの、こういうのは見せ方だ。
地上に降り、もう完全にやさぐれ、ダメになったガヴのニートっぷり。
まったく悪魔らしくなくて、天使に悪魔はどうあるべきかとたずねるヴィーネ。
「サクッと(人間を)殺っちゃえ」
ダメ! 絶対!
ただ、コメディであるにしても、ガヴらになにか目的をもたせ、
その周囲でバタバタさせていかないと――。
でないと、視聴モチベーションがもたないと思うんだよな。代り映えの意味で。

『鬼平-ONIHEI-』 第1話 「血頭の丹兵衛」
http://onihei-anime.com/
原作は、いわずもな池波正太郎の時代小説。
本読みで、かつ、視点をさげられる柔軟なヒトは、
娯楽時代小説が「年配のライトノベル」ってわかると思うんですよね。
池波小説は、そのテンプレを構築した作家で、平蔵の若い時分は町娘にモテモテ。
だけれど剣術の腕と、当時の放蕩無頼で悪党に顔が立つ……。
オレTUEEEEかよ。
まあ、ともかく、その鬼平のテレビアニメ。
初回の作品は「血頭の丹兵衛」。平蔵の密偵となって、
中村鬼平のテレビドラマでは蟹江敬三がつとめた小房の粂八が登場する。
平蔵の中の人(堀内賢雄)の主演をふくめ、似た形は『ジョーカーゲーム』。
『ジョーカーゲーム』は女子へのセールスがよかったので、
基本、男性のからみが多く、妄想をかきたてる鬼平もヒットの可能性はありそう。
問題はアニメでしかできないことなんだけど、
初回にアニメでしか体験できない要素は感覚できなかった。
これなら実写でいいし、原作の徹底が窮屈になるかもね。

■2017/1/10/Tuesday
 (震え声で)タ、タービンなんてもってねえよ……。
 やっぱり増強スロットの使用は来月のイベントまで様子をみよう。

『けものフレンズ』
http://kemono-friends.jp/
まず、どうしてこれをテレビアニメにしようと思ったのよ?
原作はネクソンが展開していたソーシャルゲームアプリ。
「アニマルガール」なる擬人化動物美少女が暮す「ジャパリパーク」。
その「ジャパリパーク」へ迷い込む人間のかばんちゃんは、
サーバルキャットの「アニマルガール」サーバルと出会い……。
基本母体のソシャゲは去年年末に展開終了。その時点で、もう敗戦処理が漂う。
テレビアニメ制作は『てさぐれ!部活もの』を制作したヤオヨロズ + 監督がたつき。
でも、「てさぐれ〜」より出来は悪い。
とにかくトロトロした動作。まったく躍動感や緊迫感ゼロの活劇部分と、
なんにもほめられない。主演声優は、すがすがしいほどの“棒” + 粗削りですし、
もうあきれて、むしろおもしろいレベル。
ただ、まじめに全体でみれば、このデキで24分はもたないし、
制作技術と演出がつたなすぎる。自主制作ならまだしもプロの作品ではないなあ。
ちょっとしんどい。

『南鎌倉高校女子自転車部』
http://minakama-anime.jp/
“今期”の自転車アニメ。
原作は月刊コミックブレイドで連載している松本規之の漫画作品。
古都鎌倉を舞台に自転車部に入る少女らの日常を描く。
前期で万策がつきた「ろんぐらいだぁす!」にくらべ、こちらは、より日常より。
ただ、原作は、作者の自転車的知識の不足や展開で最近たたかれ気味。
でも、テレビアニメは本当「日常」部分で終了しそうですし、安心かも。
あと各社協賛で実車の使用が可能。アドバイザーがつきますし。
初回は長崎から鎌倉に引っ越し、ひさしぶりに自転車へと乗った、
舞春 ひろみの回復練習へ、秋月 巴が付き合い、交流するまで。
正直なところ、ほぼ、まるまる24分、回復練習はつらい。
また、これ、正確には本編が20分前後で、そのあと実写部分があるのか。
アニメのキャラクターデザインは原作と違い、
線が太く「ボテっと」した古臭い印象が。
くわえてこの作風でEDに男性ボーカルってないんじゃないの?
意味わからん。てか、こっちがOPじゃねえ?

『ACCA13区監察課』 第1話 「もらいタバコのジーン」
http://acca-anime.com/
タバコアニメ。
原作は月刊ビッグガンガンで連載していたオノ・ナツメの漫画作品。
ドーワー王国の名の架空国家。
その国家で部署管轄を行うACCAの一員オータスは、
各所に出張しながら汚職や人々の事情を把握していき……。
初回の印象は地味。原作はすでに完結していて、
なおかつ、自分はオノ・ナツメ作品を全部所持しているため大体内容を把握してます。
5長官の一人グロッシュラーが、平和な王国にクーデター計画が存在し、
その容疑者に各地域へ出張するオータスをあげる。
クーデターの首謀はだれか? 物語は犯人解明を柱に回転/展開していく。
構造は「人狼」に似て、オータスの出自をふくめ、疑心暗鬼が充満する。
ただ、基本、このコンゲームとオフビートの展開で進行するので派手な物語ではなし。
作者の大人びた、ある意味では老成した空気をたのしめれば。
作画は日常の所作に、こまかい動きが多くて、
アニメーターが作品へ抱く愛を感覚する。

『ハンドシェイカー』 第1話 「Conductor to Contact」
http://project-hs.net/
う〜ん……これは。
GoHandsが原案のオリジナルアニメ。フルCGのような作品。
まあ、初回だし、背景や世界がわからないのはよしとしよう。
ハンドシェイカーっていう2人一組のパートナーが存在。
その2人が個人の得意分野か、出自へまつわる能力を使用する。
最終目的を争奪する生存競争。
戦闘の舞台は現実と重なり合った(現実へと影響をあたえそうな)深層心理世界
……なんでしょう。
映像への評価は現在の時点でよくない。たしかにすごいことはやっている。
でも、画面の明度と彩度が高く、ギラギラしていて、眼精披露になりそうですし、
小物や人物が多くごちゃごちゃしすぎじゃないかなあ。
これ、今回、ところどころノイズが頻発した自分の経験からいわせてもらうと、
録画で低いビットレートを選択した場合、映像がジャキジャキになっちゃう。
露骨なエロになえる……っていうのは同意。我々は見えそうで見えないか、
エロがコミカルにふりきってるのがいいのよ。

■2017/1/11/Wednesday
 下の子の書類を確認してると、
 自分を含め署名や日付に、ついつい、まだ「2016年」「平成28年」と、
 やってしまう時期。でも、さ来年で平成年号も終了か。
 まあ、退位関係なく、人間、区切りのいい始まりと終わりにしたいもんですよね。
 この文章自体、金曜時点の振り返りですけど、
 朝日、読売、毎日の三大紙面(一面)の発表は、こぞって昨日(10日)であった。
 もう、年号変更自体、政府は約2年前から折り込み済みだったんだろうな。
 でないとカレンダーの制作関係業とか一部の統計業者に事前周知できないもん。

『小林さんちのメイドラゴン』
http://maidragon.jp/
おもしろさがよくわからん。
原作は月刊アクションで連載しているクール教信者の漫画作品。
ドラゴンのトールは酔っ払った小林さんの「うちにくるか?」の言葉を真に受け、
小林さんちのメイドになる。メイドでドラゴン。ドラゴンでメイド。
つまりはメイドラゴン。最強(?)メイド、トールはドラゴンの常識で行動し……。
自分のコメディのツボはイキオイですから、
そもそもスローテンポの本作とはあわんのかも。
底辺PGだと自身でいわく小林さん(女性)の格好が男性的スーツの意味は? とか、
そういう部分ばっかり気になるな(というかクール教信者作品の主人公の性格って、
こういうキャラばっかりだな)。
この作品の本懐は異種(ドラゴン)へ注ぐ他者の理解と愛情であって、
コメディ + やさしい世界なのかも?
制作は京アニで作画や演出はところどころがこまかい。
テイストとしては『日常』より。
京アニのコメディ作品って『日常』しか比較対象がないけれど。

『CHAOS;CHILD』
http://chaoschildanime.com/
原作はMAGES.が発売したノベルアドベンチャーゲーム。
前作『CHAOS;HEAD NOAH』から約6年後。
局所地震の影響で復興している渋谷が舞台。
私立碧朋学園の新聞部員、宮代拓留はニュージェネ事件を彷彿とさせる事件を追跡。
世界の秘密を知る。
自分は「科学アドベンチャーシリーズ」は全部プレイ/クリアしてます。
でも、本作は、やっぱり前作の知識が必須。でないと真実にうなれない。
その意味では、いきなり新規視聴でテレビアニメを見るハードルは高い。
13話ですからしょうがないけど、初回は原作を大幅に省略。
見せ場の部分まで持って行った感覚。
この時点で、もう真実の伏線は「ちらほら」していて、
特定の演出も「その部分」を意識したものなのかな? と想像する場面も。
普通におもしろい作品にはなると思うけれども、
「Occultic;Nine」のセールスなんかみると、現在の高速消費時代に、
こういう一枚一枚物語をめくる作品はみんな我慢できないのかもなあ……。
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