■三島由紀夫の肉声テープ発見＝自殺９カ月前、「死が肉体の中に」
(時事通信社 - 01月12日 11:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4380766
三島由紀夫の著作に「葉隠入門」という作品があります。
「葉隠」は、江戸時代中期の鍋島藩（現在の佐賀県）の武士、山本常朝が武士の心構えや生活態度について語ったものです。
その中で最も有名な言葉があります。
「武士道は 死ぬこととみつけたり」
この言葉は、どこかで聞いたことがあるでしょう？
「葉隠」は、三島由紀夫が「その本」と呼んで熟読していたそうです。
「武士道は〜」の意味。
人は生きていると「これから先にやりたいこと」を想像して、夢が膨らむものです。
しかし、明日戦場で死ぬかも知れない武士は「今、自分が死んだらどうなるのか？自分の家族や主君に迷惑をかけないでいないか？」と考えます。
「潮騒」は、理想的な純粋な恋愛の心の機微を描いていました。
「金閣寺」、主人公を客観的な視点から描いていましたが、三島自身のコンプレックスの独白を聴いているようでした。
あたかも読者も自分の弱さを指摘されているようで、その心理描写は筆舌に尽くしがたい。
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