このタイトルを見て、有名なアンデルセンの同名童話や、ディズニーアニメ「リトルマーメイド」をすぐに思い出す人がたくさんいると思います。
あるところに、巨額な資金を投じて広い海を埋め立てて、巨大なリゾート地を計画している大企業の社長がいました。
湯水のように金を使い、ふしだらな女性関係を満喫していた彼の前に、ある日突然、一人の不思議な女性が現れます。
金儲けしか頭にない彼は当然、彼女を遠ざけようとしましたが、付き合っているうちに心が揺らいできて夢中になります。
しかし、結婚したいくらい愛している彼女は、実はリゾート地建設によって住処を奪われる事を恐れた人魚達が送り込んだ暗殺者だった…！
というストーリー。
「リトルマーメイド」では可愛らしいイメージの人魚ですが、個人的には、アンデルセンの童話や小川未明の小説「赤い蝋燭と人魚」など、人魚をモチーフにした作品は「切ない」「悲しい」などの感覚があります。
さて、この作品は？
シャウ・シンチーといえば、「少林サッカー」、「カンフー ハッスル」などの作品（もう10年くらい前⁈）がヒットしましたが、作品の軸にブレは無い。
彼の作品の基本的なテーマは
「自分の欲ばかり追いかけていた主人公が、ある日出会ったのは、見た目は奇妙な姿だけど、飾り気のない純粋な心を持った女性。彼女と付き合っているうちに心を打ち明けて、そして恋に落ちて改心する」。
女性が好む恋愛映画でもありそうなシチュエーションもありました。
可愛らしいw
映像やBGMは、良くも悪くも「香港映画作品」。
作中で突然流れてきた曲が、日本の古い人気アニメ「ゲッターロボ」の主題歌のイントロだったのには驚いたw
作品冒頭の10分は退屈。
作中で出てきた「人魚を追いつめるシーン」は、環境保護団体「シーシェパード」の広告を見ているような気分でした。
面白かったw
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