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2017年01月07日22:42

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ドント・ブリーズ

次々と強盗を繰り返していた若い男女3人が、最後の一仕事にために目をつけたのは、寂れて人のいない町の中にある一軒の家。

家に住んでいるのは、大金を持っていると噂されている盲目の退役軍人の老人が1人と、犬が一匹だけ。

楽な仕事だとたかをくくって深夜に忍び込んだ3人だったが、恐怖の一夜を体験することに…。



この作品、盲目の老人がいろんな意味で怖い。

まず目立つのが、異常なまでに発達した聴覚。

家の中の音をすべて聴き分けて、ささいな床の軋む音や呼吸音に反応して敵を追いかけてくる。

そして元軍人というところ。

素手の格闘に長けていて、射撃もできる(音のした方角へ勘で撃つ。)

こういうところを頭に入れて、作品の最初のところを見ていると、なんとなく「ボンクラ強盗達が舐めていた盲目の老人は、実は座頭市のような凄い人で、彼らが返り討ちにあってしまう」という爽快な展開を想像していました。



製作は「死霊のはらわた」シリーズのサム・ライミ。

作品冒頭の強盗達の計画が成功するか?というサスペンス展開から、じわじわとホラー展開になるところが上手い。

次第に盲目の老人の正体が明かされるにつれて、強盗達に「早く逃げろ!」と言いたくなるほど共感w

ターミネーターやゾンビなど、「怖いモノに追いかけられる」古典的ホラー映画はたくさんありますが、そういう系譜の作品が好きなら楽しいw

絵の撮り方は全体的にオーソドックスですが、緊迫感のあるシーンでは映画「パラノーマル・アクティビティ」のような、ハンディカム撮影の映像を彷彿とさせる演出が現代的。まるで目の前で見ているような緊迫感がありました。



最後に一つだけ苦言を。

タイトルの「ドント・ブリーズ」。邦題で損してます。

最初に邦題を見た時、「ドント・プリーズ(don't plaese)」かと思った。なんのこっちゃ⁈

原題は「don't breath」(息を止めろ)。

作品を見ていたら、意味がわかります。


面白かったw

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