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2017年01月06日08:17

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憎むのでもなく、許すのでもなく――Resilience

きょうはベイシアの仕事はお休み。
うれしい、でも、お惣菜部の皆に会えないのはちょっと淋しい。
なーんて、どうも半分遊びに行っているような気がするなあ . . . (笑)

朝からホット・レモネードを作って飲んでいる。
一昨年ボーラが亡くなってからというもの、フィリピンで彼女と一緒に買った蜂蜜にさわれずにきたけれど、ようやく使うことができた。
鼻の奥がツンとして、涙があふれてきた。悲しいのとはちがう涙 . . . 。
今朝のレモネード . . . 格別においしい。


昨春、イースターの頃、ボリス・シリュルニクの本『憎むのでもなく、許すのでもなく―ユダヤ人一斉検挙の夜』で学んだことを反芻してみている。

起きてしまったこと――過去の出来事は選べないし、変えようがない。けれどその出来事をどう解釈し意味づけるかはわたしたちの自由だ。
トラウマティックな出来事に縛られないためには、思い出の断片を集めて自分なりの解釈で「物語」を構築していくこと。
何よりも、心のレジリエンス(résilience)=回復力、抵抗力、耐久力、(この本では)へこたれない精神、を信じることが大切。

この本のフランス語の原題は、"Sauve-toi, la vie t'appelle" で、「自分を救え、命があなたを呼んでいる」ということなのだそう。
西 成彦さんが、"「自分を救え」は、「自分の安全を確保しなさい」「安心しなさい」とも訳せるし、「逃げろ」とも訳せる。要するに「安全」sauf(=safe)な状態に身を置けという意味だ" と書かれていた。

内なる"いのち"の声にしたがって、とにかく生き延びなさい。
それなら、けっこう上手にできるかな . . . ? 
わたしは何度も、ギリギリのところで命拾いをさせてもらってきたのだから。


憎むのでもなく、許すのでもなく、理解すること。
アイハブア、ペン、じゃなくて、resilience(レジリエンス)
柔軟でしなやかな、折れない心 . . . ♪

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