mixiユーザー(id:51652146)

2016年12月27日12:03

374 view

日米歴史学者から安倍首相への公開質問状

今朝の東京新聞が、真珠湾訪問に向かう安倍首相に対して、日米などの歴史学者が出した公開質問状を載せています。要点を引用させていただきます。

十二月八日に日本が攻撃した場所は真珠湾だけではありません。
その約1時間前にはマレー半島を攻撃、同時にアジア太平洋の英米植民地を攻撃しています。
日本は中国に対する侵略戦争を続行するために不可欠な石油や他の資源を東南アジアに求めて攻撃を開始したのです。
私たちは以下の質問をしたく思います。

1)あなたは1994年末に日本の侵略戦争を反省する国会決議に対抗する目的で結成された「終戦五十周年議員連盟」の事務局長代理を勤め、その結成趣意書には、日本の二百万余の戦没者が「日本の自存自衛とアジアの平和」のために命を捧げたとあります。また、その運動方針では、戦後五十周年を記念する国会決議に謝罪や不戦の誓いを入れることを拒否しています。また、与党の決議案が「侵略戦争」や「植民地支配」をみとめていることに賛成できないという声明を出しています。
安倍首相、あなたは今でもこの戦争についてこのような認識をお持ちですか?

2)2013年の国会答弁で、首相として「侵略の定義は学界的にも国際的にも定まっていない」と答弁しています。ということは、あなたは連合国およびアジア太平洋諸国に対する戦争と、既に続行していた対中戦争を侵略戦争とは認めないということでしょうか。

3)あなたは、真珠湾攻撃で亡くなった約二千四百人の米国人の「慰霊」のために訪問するということです。それなら、中国や朝鮮半島、アジア太平洋諸国、他の連合国における数千万人にも上る戦争被害者の「慰霊」にも行く予定はありますか。

首相としてあなたは、憲法第九条を再解釈あるいは改定して自衛隊に海外のどこでも戦争ができるようにすることを推進してきました。これがアジア太平洋戦争において日本に被害を受けた国々にどのようなシグナルとして映るのか、考えてみて下さい。

10 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する